ニュース
» 2018年07月02日 23時24分 公開

3Pをツイートするだけでも可 少年ジャンプが「冒頭部分だけ」の漫画賞を初めて創設

その名も「ジャンプスタートダッシュ漫画賞」。入選すると30万円+本誌に掲載!

[ねとらぼ]

 集英社の『週刊少年ジャンプ』編集部は、作品の「冒頭部分だけ」を募集する漫画賞「ジャンプスタートダッシュ漫画賞」を創設し、7月2日から第1回の募集を開始しました。Twitterからでも投稿が可能な他、優秀作は審査員である『暗殺教室』の松井優征さんと一緒に物語の続きを考えてもらえる特典付きという、異例づくしの漫画賞となっています。

ジャンプスタートダッシュ漫画賞 週刊少年ジャンプ 漫画賞 冒頭 松井優征 「ジャンプスタートダッシュ漫画賞」ロゴ

ジャンプスタートダッシュ漫画賞 週刊少年ジャンプ 漫画賞 冒頭 松井優征 審査員は松井優征先生

 同誌が「冒頭だけ」の漫画賞を実施するのは初。募集する原稿枚数は3〜7ページ、鉛筆描きでもOK。応募は原稿用紙によるアナログ投稿や公式サイトからのデジタル投稿だけでなく、Twitterで「少年ジャンプ漫画賞」のアカウント(@jump_mangasho)をフォローして原稿画像をハッシュタグ「#スタートダッシュ漫画賞」を付けながらツイートするだけでも投稿完了となるなど、ハードルの低さが特徴的です。

 審査員は松井優征さんが担当。優秀作品は松井さんからアイデアを提供してもらえる上に、続きも一緒に考えてもらえるという、人気作家の思考法に触れられるチャンスも待っています。

ジャンプスタートダッシュ漫画賞 週刊少年ジャンプ 漫画賞 冒頭 松井優征 まさに冒頭のつかみが話題となった『暗殺教室』の1ページ目

ジャンプスタートダッシュ漫画賞 週刊少年ジャンプ 漫画賞 冒頭 松井優征 2、3ページ目で一気に引き込まれる

 賞について松井さんは「読み切り漫画の心臓部は、『描き出し』だと思っています。なので、この賞の審査員のお話を頂いたとき、二つ返事でお受けしました」「『どんな手段を使ってでも世に出たい』と考えている新人さんがいらっしゃったら、手段のひとつとして、こういう賞にチャレンジされてみるのはいかがでしょうか」とコメント。

 賞金・賞品は入選が30万円+本誌に掲載、準入選が15万円+本誌に掲載、佳作が5万円+増刊に掲載(以下あり)。締切は8月31日(当日消印有効、デジタル投稿は31日23時59分まで)です。

松井優征コメント

 読み切り漫画の心臓部は、「描き出し」だと思っています。なので、この賞の審査員のお話を頂いたとき、二つ返事でお受けしました。漫画新人賞の審査をさせて頂く時よく目にするのが、「展開が遅い」作品です。酷い時には、10ページを超えるまで主人公が出てこない時もあります。新人さんの読み切りでは、「この漫画はどういう漫画で、こういう要素が売りなんです」という事を始まってすぐに示せなければ、お客はすぐに読むのをやめてしまいます。だからこそ、読者を引き付ける強い「描きだし」が必要なのです。

もちろん、才能ある方はどんな描き出しだろうが最後まで読ませられると思います。ただ、「どんな手段を使ってでも世に出たい」と考えている新人さんがいらっしゃったら、手段のひとつとして、こういう賞にチャレンジされてみるのはいかがでしょうか。

ハッタリでも、出オチでも、勢いだけでも、後先考えてなくても構いません。とにかくインパクトのある描きだしを作ってみて下さい。整合性など後からどうとでもなります。そんな細かい事より、最初の数ページで読者を引き付ける事の方がずっと価値がある事だと思います。

「この漫画、最後まで読んでみてえ︕」と思わせられるか、それだけがこの賞の選考基準の全てです。

このコンセプトに共感して頂けるのであれば、ぜひとも力作をお待ちしてます。

(C)松井優征/集英社



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/08/news148.jpg DAIGOの姉・影木栄貴、ノーメイク姿の姉弟ショットで美形ファミリーぶり際立つ 「目元瓜二つ」「すっぴんでも綺麗」
  2. /nl/articles/2312/07/news024.jpg 生まれて間もなく捨てられていた保護子猫が“真っ白なエビフライ”に おなかいっぱい食べられるおうちで過ごす姿に心あたたまる
  3. /nl/articles/2312/08/news124.jpg 元・成宮寛貴ら、豪華メンバー飲み会に“元芸能人”が偶然登場 衝撃の身なりに「都内でこの格好ヤバっ」
  4. /nl/articles/2312/08/news109.jpg 小木博明の妻、52歳のサプライズ誕生日会に「負荷などありましたが嬉しくて」 “母”ら豪華メンバー集結に「みなさんいい笑顔」「ハッピーで最高」
  5. /nl/articles/2312/08/news023.jpg 赤いアロワナ(紅龍)を買ったら色が変化、「もしかして騙された?」と思ったら…… 劇的に変化した理由が興味深い
  6. /nl/articles/2312/05/news021.jpg 柴犬が見つけた瀕死の子猫、最後の力で立ち上がり…… 優しさが救った小さな命が600万再生「感動と感謝です」
  7. /nl/articles/2312/08/news026.jpg 子猫を保護して2週間、最初は警戒していた先住犬たちも…… みんなで団子寝する仲睦まじい姿に「なんて幸せな光景」「愛にあふれてる」
  8. /nl/articles/2312/08/news141.jpg 「感心しまくりでたーくさんGET」 神田うの、“初ZARA”での爆買いに感動「リーズナブルでビックリ」
  9. /nl/articles/2312/08/news147.jpg 寺田心、最新の“細マッチョ”姿に驚きの声が集まる 「体が逆三角形」「筋肉系になっていたとは」
  10. /nl/articles/2312/08/news017.jpg 柴犬、飼い主の「行ってくるね」にジワジワと表情がくもっていき……? 豊かな感情のゆれ動きに「切ない……」「押し寄せてる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」