「俺の若いころはさあ〜」→扇風機ぶお〜ん 会話中の「先輩風」を可視化する装置が開発

クラフトビールブランド「よなよなエール」による、会社関連の飲み会における課題への取り組み。「無礼講」がテーマのトークゲーム「無礼講ースター」もあります。

» 2018年08月03日 00時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 上司や先輩が酒席などで時折吹かす「先輩風」。これを可視化する装置「先輩風壱号」が開発されました。どういうことかというと、例えば「俺の若いころはさあ〜」といった武勇伝に反応し、扇風機で大量の風を吹かせます。コントみたいだな。

動画が取得できませんでした

イメージ 絵面はかっこいいけど、なんだこれ……

武勇伝 上司が武勇伝を熱く語ると……

送風 イスに備え付けられた扇風機から強風が発生。これはこれで場の空気が大変になりそうですが、会話が軌道修正されて中身が充実するかもしれません

 クラフトビールブランド「よなよなエール」によるプロジェクト、「チーム“ビール”ディング」の企画。会社関係の飲み会における課題に取り組むのが目的で、システムは6基の扇風機が付いたイスを軸に構成されています。


イス システムのメインとなる扇風機付きイス

 座った人の発言は、常にAIが解析。「近ごろの若者は」「バブル」といった先輩風を感じるワードや、「頑固さ」「怒り」などの要素が検知されると、その強さに見合った強さで風を吹かせる仕組みです。しゃべるたびに強風が吹いたりしたら恥ずかしい気もしますが、内容が単なる先輩風だと気付かされれば、会話の流れが修正できるかもしれません。


メーター 発言の「先輩風っぽさ」に応じて、弱・中・強の風が吹く

分析 分析の一例。言葉や会話の内容、音声に込められた感情から、先輩風の度合いを判定している

 テストに参加した、部下の立場の人からは、「先輩風が目に見えるのは新鮮で、吹いてるなぁと思わず笑ってしまった」「自分のことを思って言ってくれている、教えようとしてくれている風は『気持ちいい風』として感じられた」などの感想が寄せられたとのこと。上司側にも、「伝え方、タイミングを変えないと、ただの先輩風になってしまうと思った」「話を長く続ける、場を独断してしまうのは先輩風だなと気づき、そういう点は反省したい」といった気づきがあったそうです。

 先輩風壱号は、よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」赤坂店で、8月3日から体験できます。他の店舗でも、「無礼講」をテーマにしたトークゲーム「無礼講ースター」を用意。こちらは「鼻毛が出ている人に指摘できるか?」「食べたいものは並んででも食べるか?」など、上下関係を気にせず話せるお題が書かれたコースターをきっかけに、会話を楽しんでもらおうという趣向となっています。

動画が取得できませんでした

(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/18/news145.jpg “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. /nl/articles/2412/17/news197.jpg 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. /nl/articles/2412/18/news059.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. /nl/articles/2412/18/news056.jpg 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」