「任天堂から内定もらってた」「小学校で洋ゲーにハマった」 eスポーツ実況へ転身した元テレビ局アナウンサーに話を聞いた(1/3 ページ)
決断の背景。
「本日をもって朝日放送を退社し、eスポーツ実況に専念することに致しました」――元朝日放送のアナウンサー・平岩康佑さんが、新会社「ODYSSEY」を設立し通常のスポーツ実況からeスポーツ実況に専念することを発表したのは6月16日のこと。平岩さんは今年で31歳。アナウンサーとして既存のスポーツ実況を担当し、実績を重ねてきた中での決断でした。
ネット上ではもちろん、地上波でもeスポーツの番組が誕生し、発展を続けるeスポーツ界ですが、国内では人材不足が続いている現状もあります。平岩さんがチャレンジする「実況」の分野も、人材不足を課題としている分野の一つ。ゲームコミュニティーの中でプレイヤーとして活躍していた人が一線を退き、キャスターとして実況に専念する例もありますが、まだまだその数は多いとはいえません。
「eスポーツ」という言葉が浸透していく中、同時に指導者やキャスターなど周辺領域の重要性も高まりつつあります。「eスポーツ実況」の需要は十分ですが、平岩さんはなぜ「テレビ局のアナウンサー」という肩書、そして高待遇と安定を捨ててまでeスポーツ専門キャスターという分野に足を踏み入れたのでしょうか。平岩さんに、eスポーツ実況に専念することを決めた理由、ゲーマーとしての過去などについて話を聞いてみました。
任天堂からも内定をもらっていた
―― まずは、どこ行っても聞かれてると思うのですが、なぜeスポーツの実況を始めることになったんですか?
平岩康佑(以下「平岩」): 一番の理由は“テレビゲームが好きだから”です。日本でもeスポーツが盛り上がってきて、もう3年ぐらい「eスポーツ元年」だなんて言われ続けていて……第三者の目線で見てこれからも盛り上がりそうだという肌感覚がある中で、自分抜きでeスポーツが盛り上がるのが嫌だなと。これからテレビ局からeスポーツのアナウンサーが出てくることがあると思うんですけど、そこの第一人者が自分じゃないのが嫌だったんです。
朝日放送は待遇も良かったですし、仕事も充実感があったんですけど、eスポーツの盛り上がりを横目で見ながら仕事するよりは自分で飛び込んでやってみようと。他のeスポーツ実況の方でも、プロのしゃべり手として放送局でアナウンサーをやってた方はいなかったので、第一人者になれるタイミングでしたし、先行者優位もあるので。
僕、実はもともと任天堂からも内定もらってて。ゲームが好きだったので最後の最後まで悩んでたんですが、任天堂の内定者懇談会やったときに朝日放送への入社を決めたんです。周りは東大とか京大ばっかりで学歴コンプレックスもあったんですが、初対面なのに話を振ったり、ちょっといじって笑いをとったりして話の主導権を自分が握っていたんです。そこで「やっぱり人前でしゃべるのが好きなんだな」と思って。
―― もともとゲームかアナウンサーかで悩んでいたんですね。でもeスポーツ実況として独立するとき、周囲の仕事仲間は止めませんでした?
平岩: もう全員から反対されました(笑)。「絶対残ったほうがいい」とか「一過性のブームだったらどうするんだ」とか。ただ、反対する人はゲームの可能性を理解している人では無かったんですよね。
―― じゃあ、ゲーム友達に相談したときはどうでした?
平岩: それは止められなかったですよ。「需要あると思うよ」みたいなことは言ってもらえました。だから逆に「ゲーム業界以外の人は理解してもらえてないんだな」と思いましたね。
―― 朝日放送時代はeスポーツ関係の仕事はしていなかったんですか?
平岩: 朝日放送の仕事としてはなかったんですが、CyberZに私の知り合いがいて、たまたまSNSで「eスポーツの仕事してます」と投稿してたんです。それを見て6年ぶりくらいに連絡して、話を聞かせてもらって「実況させてください」とお願いしたのがきっかけで、今の仕事への転身を決めました。去年の10月ぐらいでしたね。
―― すごいスピード感ですね。客観的に見て、放送局のアナウンサーって安定するし待遇もいいはずですが。
平岩: 手応え的にも「自分にならできる」というのがあったんです。実際お仕事していてもユーザーさんからのコメントは暖かい意見が多いですし。
もちろん既存のeスポーツ実況もコミュニティーに受け入れられていると思うんですよ。でも放送局出身の自分からすると、見ていて「もっとできることがあるのにな」と感じたりします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
-
誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
プロ野球チップスでまた“不良品”流出 伊藤大海「176m」表記に続き…… カルビー謝罪「深くお詫び」
-
娘の給食の献立表を見たら…… 正体不明の“謎の料理名”が「これはわからんw」と話題に その意外な正体に納得!
-
1年半ケージに引きこもっていたシャーシャー猫が、ある夜布団に入ってきて…… 感涙の行動に「まるで別猫」「こんな日が来るなんて」
-
子どもに高級キーボードのパーツを捨てられた → 公式の“先読みしすぎた対応”が話題「そういうこともあろうかと」
-
メルカリで300円の紙モノセットを買ってみたら…… 出品者のあたたかな心遣いに「利益は考えていないんでしょうね」「見ててわくわくします」
-
ダイソー「マルチ万能ほうき」が家事ラクの救世主 名前負け知らずの便利さに「これやばっ!!」「220円に驚き」の声
-
巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」