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» 2018年08月06日 12時19分 公開

『フォートナイト』Android版はGoogle Playストアを利用せず配信へ。売上30%のストア税が要求されない、直接的な関係望む

Epic GamesはフォートナイトAndroid版についてGoogle Playストアを利用せず、自社の公式サイトから直接ユーザーに配信する計画であることを明らかにした

[Taijiro Yamanaka,AUTOMATON]
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 この夏の配信が予定されているAndroid版『フォートナイト』について、開発・販売元のEpic Gamesは8月3日、Googleが提供するGoogle Playストアを利用せず、自社の公式サイトから直接ユーザーに配信する計画であることを明らかにした。これまでに、『フォートナイト』公式サイトのソースコードの記述から直接配信するのではないかと噂になっていたが、今回正式に認めた形だ。

 Android向けアプリではAmazonアプリストアなど外部ストアも存在し、メーカーが独自にアプリを提供することも可能ではあるが、公式ストアであるGoogle Playストアを利用あるいは併用するのが一般的だろう。ユーザーとしても、基本的にOSに標準搭載されているため利用しやすい。では、『フォートナイト』ではなぜGoogle Playストアを利用しないのか。Epic GamesのCEO Tim Sweeney氏が、EurogamerTouchArcadeなど海外メディアの取材に答えている。

*iOS版のトレイラー

 Sweeney氏はまず、Epic Gamesとしてはユーザーとダイレクトな関係を結ぶことを望んでおり、PCやMacそしてAndroidのようなオープンなプラットフォームでは、自社タイトルを直接届けることを目標にしていると述べる。PC/Mac版『フォートナイト』ではSteamなど他社のストアを利用せず、自社のEpic Games Launcherを通じて提供し、この目標を実現しているため、Androidでもそれに続くのが自然ということなのだろう。

 またSweeney氏は、既存の他社ストアを利用しないメリットとして、経済的な効率を挙げている。たとえばGoogle Playストアを通じてアプリを提供すると、売り上げの30パーセントをGoogleに納める必要があり、Sweeney氏はこれを「ストア税(Store tax)」と呼んでいる。ストア税がかかるのは、ほかのプラットフォームでも同様だ。Sweeney氏は、残りの70パーセントでゲームの開発費や運営費、サポート費を賄う必要があり、ストア税は重いコストであるとしている。そもそもオープンプラットフォームにおいては、決済プロセスやダウンロード帯域、顧客サービスなどのコストとして売り上げの30パーセントを要求するのは不均衡だという考えを持っているそうだ。なお、コンソールでのストア税については、ハードウェアへの莫大な投資や、販売元と協力したマーケティングがおこなわれているため一定の理解を示している。

 なお、現在配信中のiOS版については、Appleが提供するApp Store経由で配信されている。テスト目的などのため、App Store以外でiOSアプリを配布する方法は用意されているが、通常のリリースについてはApp Storeを利用するようAppleは厳しく管理している。

 一方で、Google Playストアを利用しないことが、ユーザーを危険にさらすことに繋がるのではないかという懸念が指摘されている。もちろん、『フォートナイト』公式サイトからアプリを入手する分には安全だが、本作のような人気タイトルであれば、マルウェアが仕込まれた偽アプリが出回り、あの手この手でユーザーにダウンロードを促そうとすることが予想される。皆が皆セキュリティに敏感であるとは限らず、またAndroidでは特に若いユーザーが『フォートナイト』を求める可能性がある。Google Playストアを通じて提供されるアプリは、公開前にセキュリティテストを受ける必要があり、公開後も安全性を保つようGoogle Playプロテクトによる端末のスキャンがおこなわれる。ストア税は、こうしたセキュリティを得るために支払うべきだという意見もある(Android Central)。

 こうした懸念についてSweeney氏は、セキュリティについてはまずOS側の対策が重要であり、またAndroidエコシステムの一員として、セキュリティに関して真摯に取り組んでいると述べる。さらに、オープンプラットフォームでは、ユーザーはどのようなアプリをインストールするのかを責任を持って選択する必要があり、これもセキュリティを高める方法のひとつであるという認識を示している。特にAndroid 8.0以降は、Google Playストア以外でのアプリのインストールに際してはセキュリティに関するダイアログが表示され、ユーザーにリスクを伝えた上で承認を得る形となっている。ただSweeney氏は、“悪い判断をするユーザー”には対処しきれないことも示唆しており、『フォートナイト』を求める幅広いユーザーに、いかに「公式サイトが唯一の入手先」だということを伝えるかが課題となるかもしれない。

 ちなみに、Android版『フォートナイト』については、サムスンのGalaxy S9シリーズや、Galaxy Note9への時限独占になるのではという噂が出ているようだ。これについてSweeney氏は、システム要件を備えるすべてのAndroidデバイスでプレイできるとしつつ、ローンチ時期については続報を待って欲しいと述べる。Galaxy Note9は8月9日に発表される予定となっており、ここで本作について何らかの情報が発表されるかもしれない。

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