優しい男子に“塩対応”を貫く女子、本当の気持ちは……? 素直になれない乙女心がもどかしい漫画
見ていてもどかしくなる関係。
いつも親切にしてくれる男子に、厳しく“塩対応”する女の子を描いた漫画が甘々で尊過ぎると話題になっています。「もう結婚しちゃえよ……」と言いたくなる。
学校で内職に勤しむ塩野さん。そんな彼女にクラスメイトの佐藤君がお手伝いを申し出ます。佐藤君は暑いからと塩飴や冷たい飲み物を勧めたりと、塩野さんを気遣う“砂糖対応”。しかし塩野さんは「一円もお礼できないので断固拒否します」とつれない塩対応を返します。それでも佐藤君は「じゃあ手伝いだけさせて」と内職をお手伝い。
塩対応だし教室で内職するような自分になぜ佐藤君は優しくするのかと不思議がる塩野さん。「なぜいつも構ってくるんですか?」と聞くと、佐藤君は「可愛い子が困っていたら助けたくない?」とストレートに答えます。「可愛い子がどこに?」「塩野さんは十分魅力的だよ」「誰にでもそういうこと言ってるとこじれて刺されますよ」と甘い言葉にも冷ややかに返し続ける塩野さん。何とも手厳しい……!
それでも佐藤君は「塩野さんにしか言わないよ」とまさかの一言! そのまま「だって俺塩野さんのことが好……」と告白しようとしますが、塩野さんは話を一方的に打ち切ると「貴方よりスーパーの特売が大事なので。それじゃ」と言って去って行きます。そんな姿に佐藤君は浮かない表情で彼女を見送るしかありませんでした。これは完全に脈なしという感じですね……。
しかし塩野さんは教室から出て下駄箱に付くと「はぁーー! なんっだありゃ好きーー!」「うっかり求婚するとこだったああーー!」と佐藤君への思いを吐露。5人姉弟の母子家庭という家庭環境で世間の荒波にもまれ、かわいげがなくなった彼女は、自分のような人間は佐藤君にはふさわしくないと、塩対応であしらっていたのです。せめて彼が手伝ってくれた造花を1つは自分のものにしようかとしますが、それも「駄目だ! 一つ十円!」と我慢。自分に対しても厳しさを貫くのでした。
その後も続編が投稿され、第2話では重い荷物を運んであげる佐藤君と、裏で思わずときめいてしまう塩野さんが描かれます。
第3話では、金欠のため、お昼を梅干し一個で済まそうとする塩野さんに佐藤君が購買で買ってきたたくさんのパンを手渡します。
タダではもらえないので、何かさせてほしいとあくまで好意に甘えない姿勢を見せる塩野さんに、佐藤君はパンを「あーん」して食べさせたいと激甘なお願い。思わず「無理…」と呟く塩野さん。お礼はあとでするけれど「あなたとランチする気はない」と教室を去ってしまいます。
しかし佐藤君から離れると「っっぶね〜〜」「愛しさが爆発して『佐藤さんを食べちゃいたーい!』みたいなテンションになるとこだった」「なんだあの可愛い生き物〜〜?」と愛を大絶叫する塩野さんなのでした。そういう様子、十分かわいげがあると思うよ……!
この甘々漫画を描いたのは、『クラスメートは全員メガネ?』などを手掛ける丸美甘さん。Twitterでは「上手くいって欲しい」「とても素敵」と言った感想が寄せられています。「盛大に爆発しろこのバカップルめ!」というリプライもありましたが、「まだバカップル未満なのです!」と丸美甘さん。そうだ、この2人付き合ってるわけではないんだった……。
塩野さん、早く自分自身に素直になってあげて!
画像提供:丸美甘(@maru3kan)さん
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これはいいツンデレ。
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