「敬語やめて」「蔑むような目で見て」 従順なアンドロイドを購入した主人がこじれすぎている漫画
どんどん更新されていくマスターの変態度がむしろ清々しい。
人型のアンドロイドが主人に奉仕したいのに、むしろ主人の方が「献身的に尽くさせてほしい」と下手に出てきて調子を狂わせてしまう。そんな4ページSF漫画「愛しのアンドロイド」がTwitterで人気を集めています。
わがままお嬢様風の女の子に、お茶を入れるギャルソン風の男。「アンドロイドを買った」「見た目麗しく従順で言うことなし」と、日常の幸せをかみしめるモノローグ――給仕型アンドロイドを購入したお嬢様の物語に見えますが、女の子が不安そうに口を開きます。「いい加減 私を働かせてください」。そう、2人の立場は逆。主人が美少女アンドロイドに尽くすことで心を満たそうとしている完全にやばい話だったのです。
「ちょっとぉ!! 敬語やめてってば!!」「あと もっと蔑(さげす)むような目で見て!」と危ない要求を連発するマスター。アンドロイドもメイド型だから世話をさせてほしいと食い下がりますが、主人は真顔で「有り余る財産を持て余しまくっていてどうしようもない」「天使のような美少女にひたすら献身的に尽くし悦を貪るめくるめく甘美な日々を送りたいのです」と説明します。思想が危険すぎて、ついアンドロイドの自動プログラムが警報を鳴らしてしまうレベル。
最終的に「ではこういった役割をお求めなので?」とするりと服を脱ぎ始めますが、主人は「バカーーーッ!!!!」と慌てて服を着させます。望みがなんでも許されることも悪くないと踏まえつつ、「でも天上の美少女に敢えてストイックに尽くすことのできる贅沢!!」「僕の愉悦の頂はここにありました!!」と力説。フォローというよりはさらなる危険思想の吐露。アンドロイドは「こんなに大切にしてもらえているのに 大変なところに来てしまった気がする」とドン引きするのでした。逃げて……。
アンドロイドがプログラムと逆行する命令の間でうろたえる様子、主人が危険度を1、2コマごとに更新していく勢いが痛快な本作は、Twitterで1万回以上リツイートされるなど話題に。すぐアンドロイドは女の子の方だと感づいた人はいても、「マスターの性癖と勢いが予想の斜め上」「さすがにマスターの性癖は読めなかった」と主人の思考回路についていけた人は多くなかったようです。
一方で「わかりみが深い」と同調する声も……アンドロイド社会が実現したら、ひょっとするとこのようなやりとりがどこかで行われるのかも知れませんね。作者はTwitterやpixivに創作漫画やイラストを投稿している次見やをらさん(@Cuenta__Atras)。腐女子とヤンキーがアンジャッシュのようなすれ違いコントを見せる「ヤンキーとメガネが噛み合わない話」(関連記事)など、さまざまな作品を描いています。
画像提供:次見やをら(@Cuenta__Atras)さん
(黒木貴啓)
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