おぉぉぉ!!! これなら「忘れ物しない」 高速PAトイレの超絶グッドデザイン、これは何? NEXCOと共同開発元に聞いてみた(2/2 ページ)
部品開発のベスト「耐久性と安全性を確保するための工夫をいろいろ設けた」
忘れ物防止トレイを共同開発をした企業・ベストにも話を聞きました。ベストは建築金具の総合メーカーで、例えばトイレ金具の分野では日本有数のシェアを持っています。
初めて忘れ物防止トレイのアイデアを聞いたときには、「これなら絶対忘れ物はしないな。面白いな」と思ったそうです。しかし、それと同時に「錠前に負荷が掛かるので、耐久性が心配」とも思ったそうです。「ないとは思いますけれど、手を乗せて体重を掛けてしまったり、足を乗せて登ってしまったりなど、いろいろな可能性を心配しました」と担当者は話します。
最初はステンレスで制作。しかし、部品が重すぎて回転させにくく、錠前としては機能しないものになってしまいました。軽量化のために樹脂素材にしてみたところ、今度は短期間で壊れてしまいました。最終的に採用したのはアルミ素材でした。アルミでも錠前としてはそのままでは重すぎるそうで、ツマミの下に黒い受け金具を付けて重さを分散させるなどの工夫を盛り込んで完成させたそうです。
なお、トイレのドアノブはちょうど高さが子どもの目線になるので、角を丸くするなどの安全上の配慮もしてあります。特許も取っているそうで、担当者は「ほかの高速道路にも利用が広がったらいいなと思う」と話していました。
自然がきれいな場所なので、ぜひ来てほしい
2018年8月14日時点で「忘れ物防止トレイ」が設置されているのは、北海道の八雲PA、本輪西展望所、静狩PA(以下、上り・下り両方)、豊浦噴火湾PA、有珠山SAです。道央自動車道は渡島半島が囲う噴火湾沿いにあり、八雲PAには噴火湾パノラマパーク、近くには大沼国定公園があります。「自然がきれいな場所なので、ぜひ来てほしいです」とNEXCOの担当者は話していました。
まだまだレアな“忘れ物防止トレイ”。道央道で旅する際には要チェックですね。さらに北海道内のSA・PAのトイレは広くしたり、数を増やしたり、大型のモニターを設置するなどのリニューアルを順次行っているところだそう。快適に用を足して、のんびりして、あ、でも忘れ物には十分に気を付けてくださいね!
(高橋ホイコ)
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