福岡の西日本大濠花火大会、2018年を最後に終了 安全確保に限界
観覧者の増加や急速な周辺開発に伴い、安全の確保が難しくなったとのこと。
» 2018年09月14日 14時45分 公開
[沓澤真二,ねとらぼ]
福岡の夏の風物詩、西日本大濠(おおほり)花火大会を終了すると、主催の西日本新聞が発表しました。安全確保の観点から、「2019年以降は実施が難しい」と判断したとのこと。結果的に、2018年8月1日に開催された第56回大会が最後ということになります。
同大会は1949年、戦没者の鎮魂と戦後復興を目的にスタート。何度かの中断をはさみつつも今日まで継続し、福岡の名物行事として定着しました。全方向から観覧できる点が魅力で、福岡市の成長や交通網の整備もあり、会場および周辺に集まる観覧者数は毎年40万を超える規模になったといいます。
観覧者の増加に伴い、安全対策が課題に。運営は地元警察や消防局の指導を仰いで細心の注意を払ってきましたが、それにも限界があると述べています。第56回大会では過去最多の警備員と誘導員を投入して場内整理を行い、特設監視カメラも駆使して危険回避に努めたとのこと。それでも、一歩間違えば雑踏事故につながりかねない観覧者の滞留が随所で発生したそうです。
また、出入口以外から会場に入ろうとした人が負傷したり、園児や児童が育てていた花壇が観覧者によって踏み荒らされたりといった事態も発生。周辺道路に人があふれ、多数の座り込み観覧が生じていることも問題視されました。これまで大事故こそなかったものの、現場の混雑ぶりや事故を懸念する数々の指摘、安全対策の限界といった事情を考え合わせ、運営はこれ以上の継続が難しいと結論付けたとのことです。
(沓澤真二)
advertisement
関連記事
- 神奈川県相模原市で不発花火玉が発生 現在も未発見で注意を呼びかける
現地にいる人はご注意ください - 大仏様のライトアップとド派手花火のカオスな融合! 「牛久大仏万燈会」の幻想的な光景を撮ってきた
【画像16枚】大仏様とレーザービームのコラボよ。 - 夜空に咲く色とりどりの花が美しい! 「長岡まつり大花火大会」を撮ってきた
た〜まや〜。 - スカイツリー×花火に驚きと感動の声 隅田川花火大会で撮影された写真が非現実的な美しさ
こんな写真が撮れるのか……。 - “学生花火師”から独学で飴細工職人へ 伝統の世界に革新をもたらした「アメシン」代表が目指すもの
「アメシン」代表の手塚新理さんにいろいろ聞いてみました! - 花火を打ち上げるときに鳴る音「ヒュー」の正体は?
鳴ったり鳴らなかったりするのは、どうしてなんです?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
-
【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
-
「プロ野球チップス」で誤字 伊藤大海投手を「176m」と記載してカルビー謝罪
-
「ママ友襲来10分前」→さぁ、どうする……? 大爆笑の“あるある”再現が400万再生突破「腹ちぎれました」「バナナ食べんでもええやん」
-
富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
-
21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
-
「大型魚の餌に!!」 熱帯魚店の“思わず目を疑うPOP”に恐怖 「サメでも飼うの?」
-
2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに手をスリスリされた瞬間…… 愛と幸せあふれる空間に笑顔になる「これぞ天使だ」
-
漂う違法感 東京に戻る息子へ持たせた“大量のブツ”に「九州人あるある」「帰省からの帰りいつもこれ」の声
-
異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
先週の総合アクセスTOP10
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」