「大事な仲間が逝ってしまった」「天国でも、カッコよく舞って」 山本KIDさん死去に魔裟斗や小比類巻貴之ら悲しみの声
魔裟斗、3度目の再戦はかなわず。「『また10年後に!』と言っていたのにとても残念」
9月18日に41歳で亡くなったことが発表された総合格闘家の山本“KID”徳郁さんについて、キックボクサーの魔裟斗さんや小比類巻貴之さん、総合格闘家の須藤元気さんらがSNSを更新。天に召された“神の子”へ哀悼の言葉を送りました。
魔裟斗さんは2015年に山本さんと再戦した際の写真を4枚投稿し、「先ほど KIDの悲報を知りました 2004年大晦日に対戦して以来 格闘技界を一緒に盛り上げてきた大事な仲間が逝ってしまった」と悲痛な心境を吐露しました。
山本さんは2004年の「K-1 WORLD MAX」日本代表決定トーナメントでK-1に初参戦すると、下馬評を覆すファイトで一回戦の相手だった村浜武洋選手をKO(このとき拳を痛めトーナメントは途中棄権)。その後は「魔裟斗くん、僕と2人で試合でもして日本を盛り上げましょう」と魔裟斗選手に対戦アピールし、同年末の大みそかに開催された「K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!」で相対。1ラウンドから左フックで魔裟斗選手からダウンを奪うなどK-1中量級の頂点を相手に堂々と渡り合いましたが、試合は魔裟斗選手が判定で勝利を収めました。
その後、被災地復興チャリティーイベントとして2015年に開催された「NIPPON FIGHT」で両者は再戦。2009年に現役を引退していた魔裟斗さんにまたも判定負けするも、「また10年後にやりましょう」と3度目の対戦を呼びかけていました。
8月に山本さんががんの闘病中であることを明かした際は、「負けるな!」とエールを送っていた魔裟斗さんですが(関連記事)、突然の訃報を受け、「試合終了後に『また10年後に!』と言っていたのにとても残念です」と無念の気持ちをにじませながら故人をしのびました。
また、山本さんとの対戦はなかったものの、ともにK-1 WORLD MAXを盛り上げた小比類巻貴之さんもブログで「僕は、KIDさんの運動神経は日本人でずば抜けていたと思っています」「身体のバネ、戦闘能力、破天荒な打撃スタイル。とても、脅威な選手でした」と回顧。実現しなかったもののマッチメイクの話があったことなどを振り返りながら、「天国でも、カッコよく舞ってください」と悼みました。
再び拳を交す約束がかなわないものとなった悲しみをつづった魔裟斗さんの投稿には「魔娑斗さんとKIDさんの試合を観て興奮した日が懐かしい」「2人の試合が一番好き」「試合をするカリスマお二人が一番好きでした」など格闘技ファンからのコメントも数多く寄せられており、闘病公表から1カ月もたたずに旅立ってしまった山本さんの早すぎる死を悼む声が広がっています。
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「徳永本人はいたって元気」とのことですが、何事もありませんように。
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