マタンゴ「思慮が浅すぎるンゴ」 キノコモンスターと暮らす家族の穏やかじゃない日常漫画
いろいろと問題がある気がするンゴ。
キノコモンスターのマタンゴと暮らすファンタジー世界の家族を描いた漫画がクセになる独特の展開です。マタンゴの語尾が頭から離れなくなりそう。
泣く赤ちゃんを「ぼうやいいこだねんねンゴ〜」とあやすマタンゴ。剣術指南の仕事から帰ってきたパパと、ごはんを作るママに「キノコ」呼びされていますが、どうやら仲良く暮らしているようです。
ところが、その日出てきたごはんはキノコをたっぷり使った山菜のソテー。そんな食卓に「キノコにキノコは食べられないンゴ〜!」と泣きながら家を飛び出してしまいます。追い付いて、よく考えると共食いだったと謝る元女戦士のママに対して「思慮が浅すぎるンゴ」とキノコ。「戦士だから『知恵』が低いのは知ってたけど、『賢明さ』に期待したキノコが馬鹿だったンゴ…」と辛辣な言葉を述べつつ、一緒に暮らすのは無理だと出ていこうとします。ですが、まさにそのとき赤ちゃんが「んご、んご」と初めての言葉をしゃべりだします。この語尾は……!
キノコにお世話されていたからか、彼の語尾を真似しだした赤ちゃん。その姿に「キノコはずっといっしょンゴ〜」と感動の仲直りエンドへ。……と思ったら、「ねーむれー」と言いつつ“眠り”の状態異常攻撃を使い出したキノコに、元女戦士のママから「催眠ガス使うなキノコ」とツッコミとともに剣が飛び、そのキノコ頭にぶっ刺さるのでした。この家族、いろいろと濃すぎるンゴ……。
投稿したのは、『バーサスアース』(週刊少年チャンピオン)原作やその続編『ウォーハンマー』を執筆する漫画家・一智和智(@burningblossom)さん。今回の物語は、以前に話題になった女戦士がマタンゴに攻撃を受け“混乱”してラブコメが始まってしまう漫画の続編で、勇者と女戦士を結んだ縁(?)からキノコが一緒に暮らすようになったのがわかります。それにしても女戦士の強すぎるツッコミはズルい(関連記事)。
一智和智さんはTwitter漫画「便利屋斎藤さん異世界に行く」シリーズでも知られ、こちらでは元の世界より必要とされる異世界で活躍する斎藤さんが描かれています。現在も続きが公開されているので、今回のようなファンタジー世界が好きな人は覗いてみるといいでしょう。
画像提供:一智和智(@burningblossom)さん
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いろんな感情を揺り動かされるステキな作品です。
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