めちゃ参考になる! 片付けが苦手な友人を手伝った漫画から学ぶ片付けの方法や考え方
几帳面にできない自分を責めるのではなく、おおざっぱな自分でも片付く工夫をすることが必要。
片付けが苦手な人の片付けを手伝った体験を描いた漫画が、片付けが苦手な人の習性と片付けの基本を的確に表し、ズボラさんから「参考になった」「わかる〜」と共感の声が集まっています。描いたのは凪まゆこ(@tkbrand)さん。
凪さんと友人は、実家の部屋を片付けたいという友人の家に手伝いに来ました。その友人は片付けが苦手なタイプ。凪さんたちが来る前に本と衣類だけは整頓したという部屋は、足の踏み場もないほど。さて、ここからどう片付けていくのかが腕の見せどころです。ちなみにこの日、凪さんと友人は5時間しか滞在できないという制限付き。
凪さんによると「片付けとは、“使えないもの”と“使わないもの”を徹底的に捨てて、収納し直すこと」。なかなか物が片付かない人は、使えないものと使わないものを捨てないまま、また収納し直しているのだそうです。「いつか使うかも」「思い出」などと、なかなかものが捨てられない片付け下手には、耳が痛い。まずはすべてを出し、1つずつ、「要る、要らない」の審判を下していくことが重要なんですね。これを根気よく続けることが片付けの基礎。
ものが増えてしまうタイプあるあるなのが、不要な文房具がそこら中から発見される現象。凪さんによると、文房具の置き場所が複数あると、どこに何があるか把握しづらいので同じものが増えるのだといいます。その通り、掃除中にも無限に文房具が発掘され、ホッチキス(ステープラー)に至っては、12個も出てきたのだとか。
手軽に手に入るので増えやすい文房具の片付け方法として、凪さんが提案するのは、「今使ってるもの」を1つずつ机に出して、それ以外は1カ所に収納すること。出しているのを使い切ったら、ストックから1つだけ出す。そうすれば、一目で在庫が分かるし、探さなくていいのです。
それを聞いた友人は、じゃあ机の分を抜いた文具たちをストックケースに……と全部入れようとしますが、ここでも、もちろん片付けの基本、使わないものと使えないものを捨ててから、が鉄則。捨てられないタイプはストックが膨大になってしまうので、ストックもできるだけ減らした状態で!
片付け終盤になると疲れてきて、ジャンルのよく分からない細かいものの置き場所を決められなくなってきます。「どこにしまえばいいのかわからないから、とりあえず“こっち”に置く。またどこにしまえばいいかわからないから“あっち”に置く。結果、物を移動させているだけだから片付かないのだ」と凪さん。帰宅後に友人から「細かいものが片付けない」と相談された凪さんは、置き場所はあとで考えるとして「必要なもの」「売るもの」「捨てるもの」に分けるようアドバイスしています。
そして、もう1つ大切なことは要るものと要らないものを分別するときに、「今その場にあるものすべてなくなるまで動いちゃダメ」ということ。あっちこっちに動くと、判断しにくいものは無意識に後回しにしてしまうことになるので、その場のものが空っぽになるまでは動いていけないのです。確かにいろいろなところに動くことで、たくさんの情報が目に入ってきて、分別どころではなくなってしまうこともあるかも……。
足の踏み場もなかった部屋は、お手伝いをした凪さんや友人の助けもあり、見違えるくらいきれいになったそうです。
「几帳面にできない自分を責めるのではなく、おおざっぱな自分でも片付く工夫をすることが必要なのだ」と凪さんは結んでいます。気がつけば、今年もあと2カ月くらいで終わり。年末の大掃除が待っていますね。凪さんの漫画を参考に、今からちょっとずつ、片付けを始めてみてはいかがでしょうか。漫画全編はモーメントにまとめられています。
画像提供:凪まゆこ(@tkbrand)さん
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