めちゃ参考になる! 片付けが苦手な友人を手伝った漫画から学ぶ片付けの方法や考え方

几帳面にできない自分を責めるのではなく、おおざっぱな自分でも片付く工夫をすることが必要。

» 2018年09月26日 20時00分 公開
[林美由紀ねとらぼ]

 片付けが苦手な人の片付けを手伝った体験を描いた漫画が、片付けが苦手な人の習性と片付けの基本を的確に表し、ズボラさんから「参考になった」「わかる〜」と共感の声が集まっています。描いたのは凪まゆこ(@tkbrand)さん。

あるある……

 凪さんと友人は、実家の部屋を片付けたいという友人の家に手伝いに来ました。その友人は片付けが苦手なタイプ。凪さんたちが来る前に本と衣類だけは整頓したという部屋は、足の踏み場もないほど。さて、ここからどう片付けていくのかが腕の見せどころです。ちなみにこの日、凪さんと友人は5時間しか滞在できないという制限付き。


片付けしよう00 最初はこんな状態だった……

 凪さんによると「片付けとは、“使えないもの”と“使わないもの”を徹底的に捨てて、収納し直すこと」。なかなか物が片付かない人は、使えないものと使わないものを捨てないまま、また収納し直しているのだそうです。「いつか使うかも」「思い出」などと、なかなかものが捨てられない片付け下手には、耳が痛い。まずはすべてを出し、1つずつ、「要る、要らない」の審判を下していくことが重要なんですね。これを根気よく続けることが片付けの基礎。


片付けしよう01 心を鬼にして「使わない物」も捨てないといけない

 ものが増えてしまうタイプあるあるなのが、不要な文房具がそこら中から発見される現象。凪さんによると、文房具の置き場所が複数あると、どこに何があるか把握しづらいので同じものが増えるのだといいます。その通り、掃除中にも無限に文房具が発掘され、ホッチキス(ステープラー)に至っては、12個も出てきたのだとか。


片付けしよう02 孫の代まで使える数の文房具が出てくる

 手軽に手に入るので増えやすい文房具の片付け方法として、凪さんが提案するのは、「今使ってるもの」を1つずつ机に出して、それ以外は1カ所に収納すること。出しているのを使い切ったら、ストックから1つだけ出す。そうすれば、一目で在庫が分かるし、探さなくていいのです。

 それを聞いた友人は、じゃあ机の分を抜いた文具たちをストックケースに……と全部入れようとしますが、ここでも、もちろん片付けの基本、使わないものと使えないものを捨ててから、が鉄則。捨てられないタイプはストックが膨大になってしまうので、ストックもできるだけ減らした状態で!


片付けしよう03 文房具は1種類ずつ1カ所に。それ以外のストックも一カ所にまとめる

 片付け終盤になると疲れてきて、ジャンルのよく分からない細かいものの置き場所を決められなくなってきます。「どこにしまえばいいのかわからないから、とりあえず“こっち”に置く。またどこにしまえばいいかわからないから“あっち”に置く。結果、物を移動させているだけだから片付かないのだ」と凪さん。帰宅後に友人から「細かいものが片付けない」と相談された凪さんは、置き場所はあとで考えるとして「必要なもの」「売るもの」「捨てるもの」に分けるようアドバイスしています。


片付けしよう05 移動しただけでは片付けにならない

 そして、もう1つ大切なことは要るものと要らないものを分別するときに、「今その場にあるものすべてなくなるまで動いちゃダメ」ということ。あっちこっちに動くと、判断しにくいものは無意識に後回しにしてしまうことになるので、その場のものが空っぽになるまでは動いていけないのです。確かにいろいろなところに動くことで、たくさんの情報が目に入ってきて、分別どころではなくなってしまうこともあるかも……。


片付けしよう06 その場にある物から片付けていくが鉄則

 足の踏み場もなかった部屋は、お手伝いをした凪さんや友人の助けもあり、見違えるくらいきれいになったそうです。

 「几帳面にできない自分を責めるのではなく、おおざっぱな自分でも片付く工夫をすることが必要なのだ」と凪さんは結んでいます。気がつけば、今年もあと2カ月くらいで終わり。年末の大掃除が待っていますね。凪さんの漫画を参考に、今からちょっとずつ、片付けを始めてみてはいかがでしょうか。漫画全編はモーメントにまとめられています。

画像提供:凪まゆこ(@tkbrand)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/21/news032.jpg 「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」 投稿者に話を聞いた
  2. /nl/articles/2501/21/news034.jpg 道端で拾った“松ぼっくり”をカットして、つなげていくと…… 度肝を抜かれる“完成品”が1300万再生【海外】
  3. /nl/articles/2501/22/news055.jpg 「これは惚れ直す」 高橋克典、妻の爆速“8分弁当”がおいしそう 「味がありますね」弁当箱に注目する人も【2024年の弁当・料理まとめ】
  4. /nl/articles/2501/21/news061.jpg 1人暮らし“1K9畳”の殺風景な部屋が…… 980万表示の“変身ビフォアフ”に驚がく 「これは職人」「理想的!!!」
  5. /nl/articles/2501/21/news135.jpg 「なんでうちだけダメ」 まひ&歩行困難の7歳りおなちゃん、初韓国旅行で“注意されて列並べず”……不憫に思う視聴者に母親「車いすだからという伝え方よくなかった」
  6. /nl/articles/2501/21/news077.jpg 「粋〜〜!!」 人からタッパーを借りたときは…… センス抜群の“返し方”に反響「これはうれしい」「まねします!」
  7. /nl/articles/2501/21/news094.jpg 息子は「BTSに激似」と話題沸騰 “カフェ店員”の25歳男性が両親公開 髪形維持で「毎日母親が散髪」
  8. /nl/articles/2501/20/news166.jpg 「これはひどい」 一番くじ「リコリス・リコイル」“衝撃のD賞”にファン爆笑 「見た目がやばい」「20センチ笑った」
  9. /nl/articles/2501/21/news021.jpg 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  10. /nl/articles/2501/19/news042.jpg 風呂上がりに偶然「牛乳を注ぐ女」になった人に反響 「ほぼそのままw」「盛大にふきだした」 投稿者に話を聞いた
先週の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  4. 鮮魚店で売れ残っていたタコを連れ帰り、水槽に入れたら…… ヤバすぎる光景に「こんなに可愛いなんて!」「笑ってしまった」
  5. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  6. 「まじで終わってる」 マクドナルド「エヴァ」コラボ品“高額転売”に嘆く声…… 「結局欲しい人が買えない」
  7. 母に「髪染めやピアスはダメ」と言われ続けた25歳東大女子、大変身を決意したら…… まさかの事態に「さすがにおもろい」「涙出てきた」
  8. 賞味期限「2年前」のゼリーを販売か…… 人気スーパーが謝罪「深くお詫び」 回収に協力呼びかけ
  9. 風呂上がりに偶然「牛乳を注ぐ女」になった人に反響 「ほぼそのままw」「盛大にふきだした」 投稿者に話を聞いた
  10. タンクトップ姿のパパ「昔はモテた」→娘は信じていなかったが…… かつての姿に衝撃走る「『トップガン』に出ていても納得」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」