4.5人に1人が「夫婦別姓を選択したい」 男女で違うその理由

未婚&既婚男性「どちらでもいい」、未婚女性「手続きが面倒」。

» 2018年10月03日 12時16分 公開
[宮西瀬名ねとらぼ]

 ワタベウェディングはこのほど、男性200人(未婚100人、既婚100人)と女性200人(未婚100人、既婚100人)を対象に実施した「結婚と名字に関するアンケート調査」の結果を報告しました。

苗字 男性は多くは自分の名字を名乗りたいようです

 「結婚後、自分と結婚相手どちらの名字を名乗りたいですか?(または名乗りましたか?)」と質問したところ、未婚男性では82.0%が「自分の名字」を名乗りたいと回答。実際、既婚男性では91.0%が「自分の名字」を名乗っていることが分かりました。

 では女性はどうでしょうか。未婚女性の34.0%が「自分の名字」を名乗りたいと回答しています。ですが既婚女性では、17.0%しか「自分の名字」を名乗っていません(なお、2016年の調査では約9割のカップルが夫の姓に変更しているので、この調査結果の数字でも多いほうです)。

 「夫婦別姓を選択したいと思いますか?」という問いには、全体で約4.5人に1人となる22.3%が「はい」と回答しました。「はい」と答えた既婚男性は13.0%で、未婚男性の31.0%より18ポイントも低い結果に。男性は結婚すると、名字への意識が薄くなってしまうかもしれませんね。

苗字 未婚の人は3割が夫婦別姓に賛成

 また、女性では、夫婦別姓を選択したいと答えた既婚女性が18.0%であるのに対し、未婚女性では9ポイント高い27.0%という結果になりました。男女ともに「いいえ」と答えた割合が多いものの、未婚者のほうが夫婦別姓を選択したいと考える割合が高いことが分かりました。

 「夫婦別姓を選択したい」と答えた理由はどのようなものでしょうか。男性は未婚・既婚ともに「どちらでもいい」が1位。続いて「相手が望むならそうしたい」「仕事上都合が良い」「どちらかの名字が変わらないといけないのは非合理」といった回答がありました。

 女性からは、「自分の名字に愛着がある」「(夫と)同じ名字である必要性を感じない」といった回答が未婚者・既婚者ともに多い結果に。未婚女性は「手続きが面倒だから」といった現実的な理由、既婚女性では「相手の名字が嫌だから」という回答もありました。

苗字 男性は「どちらでもいい」が多いみたいです

 一方、「夫婦別姓を選択したくない」と答えた理由について、男女ともに、「あまり考えたことがない」や「家族になったから同じ名字がいい」という回答が上位を占めました。また、女性からは、「別姓にする必要を感じないから」という回答が上位に挙がった他、「子どもへの影響」という回答もありました。

苗字 家族は同じ名字が当たり前?

 結婚して名字が変わった人を対象に、「名前の変更手続きは大変でしたか?」と尋ねたところ、60%以上の人が結婚後、名前の変更手続きが大変だったと感じていることが分かりました。

苗字 半数以上が手続きにめんどくささを感じているようです

 また、具体的に大変だったことを複数回答で尋ねたところ、「銀行口座」(48.9%)と答えた人が最も多く、2位「運転免許証」(40.2%)、3位「クレジットカード」(27.2%)と続きました。現状、この手続きの大変さを味わっているのはほとんどが女性側です。

 ちなみに、自由回答で「憧れの名字は何ですか?」と尋ねたところ、さまざまな名字が寄せられました。憧れの名字1位となったのは、「五十嵐」でした。続いて2位に「佐藤」、3位に「伊集院」「田中」、4位に「橘」、5位に「山田」「西園寺」「藤原」がランクインしました。

苗字 ちょっと意外な結果

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」