「ありがとう!築地市場」 吉野家、築地一号店の豊洲移転に伴い、同店使用の“緑の丼”を3人にプレゼント
緑の丼は築地一号店のみで使用されていた貴重なもの。
築地市場(東京都中央区)が移転することに伴い、牛丼チェーン「吉野家」の一号店である、「築地一号店」が10月6日13時に閉店しました。吉野家は感謝の気持ちを特設サイトでつづるとともに、吉野家築地一号店のみで使用していた中古の丼を3人にプレゼントするキャンペーンを行っています。
「築地一号店」は、牛丼チェーンの礎を築いたともいえる店舗。午前5時から午後1時までの営業時間には多くの市場関係者が訪れ、その胃袋を満たしていました。
同店は裏メニューへの対応が柔軟なことでも知られており、玉ねぎを多く入れる“ねぎだく”、脂身が多い牛肉を多く入れた“とろだく”、ご飯と肉の位置が逆転した“ニクシタ”などユニークなオリジナルメニューが生み出されていた他、同店で始まった“アタマの大盛”(ご飯は並盛で具だけが大盛)は人気の高さから、2013年より他の店舗でも提供されるようになりました。
そんな「築地一号店」ですが、築地市場が豊洲へ移転することから閉店が決定。営業最終日となる本日は早朝より多くのファンが列を作りました。
また閉店に際して吉野家は特設サイト「ありがとう!築地市場」を公開。同社の河村泰貴代表取締役は、「築地市場と共に『吉野家』は成長していきました」「豊洲への移転には少し寂しい思いもあります」と率直な気持ちをつづるとともに、「豊洲新市場のお店でも、築地一号店の魂や伝統はしっかりと受け継いでまいります」と豊洲でオープンする新たな店舗への思いを語っています。
またTwitterでは同店でのみ“アタマの大盛”だけに使用されていた「緑色の丼」を3人限定でプレゼントするキャンペーンを10月9日まで実施中。キャンペーンを告知するツイートには、利用客らから「日本に来て23年吉野家さんでバイトしてから牛丼した(^^)それから吉野家の原点築地一号店何回足運びました」「築地に初めて行った時に一号店を見てここが吉野家の原点なのかと驚いたのを覚えています」「市場の雰囲気にあった、味わいの深いお店でした。非常に寂しいです」など、たくさんの思い出が寄せられています。
(Kikka)
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