最高すぎて完全に恋に落ちた 隧道マニア監修の「横須賀トンネル旅」やってみた【追浜編】:横須賀トンネルめぐり1日旅(1)(1/4 ページ)
横須賀は本当にトンネル天国だった。明治・大正・昭和がめくるめく横須賀トンネル旅の第1弾は「追浜エリア」です。【写真たくさん46枚】
横須賀市でトンネルヌードルを食べると、トンネルカードがもらえるキャンペーンが2018年10月6日に始まりました。何これ、ちょー楽しそう。だから、条件反射で行ってきました! ヌードル食べて、カードをゲットして、トンネルを愛でる散歩旅に行ってきます!
このように見たくてたまらないトンネル愛は既に噴出していますが、初心者がいきなりトンネルを楽しめるのか、ちょっと不安です。そこで今回は、なんと廃道&隧道愛好家の平沼義之さんに協力をいただきました。
平沼さんはトンネルカードの監修者であり、某テレビ番組でタモリさんに横須賀トンネルを案内したすごいお方。平沼さん流「トンネルの楽しみ方」をいっぱい教えてもらっちゃいました。この知識があるとないとじゃ絶対違う! 熱い知識とノウハウをギュッと凝縮して今回はお届けします。
2019年2月28日まで配布しているトンネルカードは全10種類、つまり10カ所あります。まずは追浜(おっぱま)周辺の3トンネル(梅田隧道、浦郷隧道、筒井隧道)を巡りましょう。マジでイケメンのトンネルに筆者は一瞬で恋に落ちました。
(はじめにちょっと予習)横須賀は「トンネルだらけ」の街
なぜ、横須賀は“トンネルの街”なのでしょう。答えはもちろん、「その数の多さ」にあります。横須賀には道路用だけで120本以上、鉄道用も合わせれば150本以上もあります。
では、なぜこんなに多いのでしょう。第1のキーワードは「谷戸(やと)地形」です。谷戸とは、丘陵地が浸食されてできた谷状の地形のこと。険しい山に囲まれ、急斜面がたくさんあります。第2のキーワードは「軍港」です。これらは後ほど、各トンネルを紹介する際にお話ししましょう。
ちなみに本稿には「隧道(ずいどう)」という単語も頻繁に登場します。隧道とはトンネルのことです。“隧”が常用漢字ではないため、第二次世界大戦後からトンネルと呼ばれることが多くなりました。
それでは、京浜急行追浜駅からトンネルめぐりの旅に出かけましょう!
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