狂おしいほどギャップ萌え 悪さばかりしている鬼の本当の姿を描いた漫画が笑顔になるかわいさ
鬼だけど優しさがダダ漏れ。
むかしむかしあるところに、悪さばっかりしておる悪〜い鬼がおったそうな……。絵本や物語の中での「鬼」は昔から悪者。でも、もしかしたら、なかには心の優しい鬼だっているのかもしれません。悪さばっかりしていると言われている鬼の本来の姿とのギャップを描いた漫画が胸キュンです。
ある日、鬼は目の前を歩く薬売りに悪さをしてやろうとたくらみ、「命が惜しければ荷を置いていけ」と脅しをかけます。恐れる薬売りに、「さもなくば昨日の婆さんみたいに叩きのめされてあの世を見ることになるぞ」と追い打ちをかける鬼。やはり荷を置いていくしかないのでしょうか!?
すると「あらっ オニちゃん 昨日はたくさん肩たたきをしてくれてありがとうねぇ 極楽極楽」とおばあちゃんが通りかかりました。それを聞いて旅人は叩きのめしたのは肩……!? もしかして、君はいい子なのでは……とオニちゃんに話しかけます。
自分の「優しさ」を指摘されてしまい、顔を真っ赤にして恥ずかしがるオニちゃん。「鬼にいい奴なんているわけねーだろっ」と悪態をつきながら、薬を持って走り去って行きました。薬売りはその薬もおばあさんのためなんだろうな、と、そのギャップになんだかほんわかしてしまったのでした。オニちゃん、おばあちゃんの突然のネタバレにより、いたたまれない状況に!
「鬼」という立場上、強く、怖い存在でなければならないけれど、つい、優しさがダダ漏れてしまうオニちゃんが愛おしい! そして、オニちゃんの「叩きのめされて、あの世を見せる」という脅しは、肩叩きがあんまりにも気持ちよくて、おばあちゃんが極楽気分になれたこと(=あの世を見せる)だったなんて……なんていい子! オニちゃんは鬼だけど、その優しさを素直に出せる世の中になるといいですね。
作者の松山恵(@MegumuMatsuyama)さんはTwitterで漫画やイラストを投稿したり、Pixivコミックで漫画「ゾンビがしたいっ!」も公開しています。
画像提供:松山恵(@MegumuMatsuyama)さん
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