Netflix、「パシフィック・リム」「虫籠のカガステル」など新作アニメ5作品を発表 シンガポール開催のアジア向け大型イベントで

これは楽しみ。

» 2018年11月08日 19時05分 公開
[福田瑠千代ねとらぼ]

 動画配信サービス「Netflix」はシンガポールで開催されたコンテンツラインアップ紹介イベント「See What's Next: Asia」にて、Netflix製作の新作アニメ5作品「パシフィック・リム」「オルタード・カーボン」「虫籠のカガステル」「YASUKE(原題)」「TRESE」を発表しました。

 この内「オルタード・カーボン」は長編アニメ映画に、その他の作品はアニメシリーズ作品になるとのこと。いずれも詳しい配信時期は不明です。

Netflix、「パシフィック・リム」「虫籠のカガステル」など新作アニメ5作品を発表 シンガポール開催のアジア向け大型イベントで コンテンツアクイジション・アニメディレクターの沖浦泰斗さんが登壇
Netflix、「パシフィック・リム」「虫籠のカガステル」など新作アニメ5作品を発表 シンガポール開催のアジア向け大型イベントで 「虫籠のカガステル」の場面写

 「虫籠のカガステル」は橋本花鳥さんによる同名漫画が原作。もともと作者の個人サイトで人気を博したWeb漫画で、2013年に完結後、日本に先駆け2014年にフランスで初の商業書籍化を果たしました。その後2016年からは国内でも単行本化。全7巻がリュウコミックス(徳間書店)から発売されています。アニメ版はGONZOが制作を手掛け、千明孝一さんが監督を務めます。 

 今回発表された新作は、フランスで出版・受賞歴のある「虫籠のカガステル」をはじめ、ハリウッド映画が原作の「パシフィック・リム」、日本のアニメ制作会社MAPPAと米アニメ監督ルショーン・トーマスさんがタッグを組んだ「YASUKE」など、いずれも国内外の展開を見据えた企画という印象。これらの作品がどのように受け止められていくのか、配信が待ち遠しいところです。

 各作品について公開されているあらすじやスタッフは以下の通り。

アニメシリーズ「パシフィック・リム」

概要

再び始まる、KAIJUとイェーガーの壮大な戦い。実写映画版1、2作目をベースに繰り広げられます。失踪した両親を探すべく、敵陣で錆びれたイェーガーを操縦することを余儀なくされた10代の少年と妹を中心に描きます。

スタッフ

共同製作: クレイグ・カイル (「マイティ・ソー バトルロイヤル」) 、グレッグ・ジョンソン (「X-MEN: エボリューション」)

製作会社: レジェンダリー・エンターテインメント (「キングコング: 髑髏島の巨神」「名探偵ピカチュウ」)

映画「オルタード・カーボン」

概要

本アニメ作品はNetflixオリジナルの実写SFシリーズ(スカイダンス・テレビジョンがシーズン2製作中) と同一の世界観で展開し、物語の中で語られる神話の新しい側面を発見していきます。

スタッフ

脚本:佐藤大 (「カウボーイビバップ」「サムライチャンプルー」)、近藤司

アニメーションスタジオ:アニマ

サイバーパンクな世界観を「攻殻機動隊SAC」シリーズにも参加した佐藤さんがどのように描くのか楽しみ(動画はドラマ版のもの)

アニメシリーズ「虫籠のカガステル

概要

21世紀末、人が巨大な虫になる奇病「カガステル」が発症する。“虫(カガステル)”は理性を失い、人を襲う。だが世界的に“虫”の〈駆除〉が認められたのは、世界人口の三分の二が喰い殺された後だった…。カガステル発生から30年後の西暦2125年。人殺しと言われる無情な〈駆除屋〉の青年キドウは、“虫”の巣窟である“虫籠”に近い黄砂の地で絶命寸前の男を発見し、彼の娘を託された。その娘の名は、イリ。父の死の悲しみに打ちひしがれ動こうとしないイリの頬を叩くキドウ。この出会いが二人を、世界を変える。

スタッフ

原作:橋本花鳥「虫籠のカガステル」(徳間書店リュウコミックス)

監督:千明孝一

アニメーションスタジオ:GONZO

Netflix、「パシフィック・リム」「虫籠のカガステル」など新作アニメ5作品を発表 シンガポール開催のアジア向け大型イベントで 「虫籠のカガステル」
Netflix、「パシフィック・リム」「虫籠のカガステル」など新作アニメ5作品を発表 シンガポール開催のアジア向け大型イベントで 「虫籠のカガステル」

アニメシリーズ「YASUKE(原題)」

概要

メカと魔法の入り混じる群雄割拠の戦国時代。一度は隠居の身となった浪人が、邪悪な力によって命を狙われる不思議な子供を運ぶため、再び刀を取る。キース・スタンフィールド(「アトランタ」「ソーリー・トゥ・ボザー・ユー」) が主人公・弥助 (織田信長の家臣であったアフリカ出身の侍がモデル) の声を務める。

スタッフ

制作・監督・製作総指揮:ルショーン・トーマス (「ブーンドックス」「キャノン・バスターズ」)

作曲・製作総指揮:フライング・ロータス 

主演:キース・スタンフィールド(「アトランタ」「ソーリー・トゥ・ボザー・ユー」)

アニメーションスタジオ: MAPPA (「ユーリ!!! on ICE」「賭ケグルイ」)

ルショーン・トーマスさん原作の「キャノン・バスターズ」もNetflixでの配信が予定されている

アニメシリーズ「TRESE」

概要

フィリピンに伝わる伝説の生物が人間のあいだに身を潜め暮らすマニラで、アレクサンドラ・トレースは邪悪な生き物がうごめく裏社会と対峙します。本作品はバジェッテ・タン、カジョ・バルディッシモ作のフィリピン発の同名グラフィック小説をベースに制作。

スタッフ

製作総指揮:ジェイ・オリヴァ(「ワンダーウーマン」「The Legend of Korra (原題)」)

プロデューサー:シャンティ・ハーマイン、ターニャ・ユソン(BASEエンターテインメント)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news028.jpg 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
  2. /nl/articles/2411/19/news126.jpg 元「おニャン子」内海和子、娘・ゆりあんぬの“胃の粘膜ぶっ壊す”食事に激怒! 有名飲食店に謝罪し「出禁にして」「違う星の人そんな気がしてなりません」
  3. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  4. /nl/articles/2411/19/news083.jpg 「恐ろしい」 北海道の道路標識 → “見落としたら絶望”のとんでもない表示に衝撃走る 「普通にホラーでは?」
  5. /nl/articles/2411/18/news019.jpg 優しそうな“おかっぱ頭”の男性→プロがカットしたら…… “別人級の仕上がり”が470万再生「えっ!? って声出た」「EXILEみたい」
  6. /nl/articles/2411/19/news114.jpg 平愛梨、“夫・長友佑都選手”に眠れなくてLINE送信→“まさかの返信”に「なんやねん」「もう寝るしかない」
  7. /nl/articles/2411/18/news025.jpg “無給餌”で育てたメダカが2年後、驚きの姿に→さらに半年後…… 放置しておいたビオトープで起きた“奇跡”に「ロマンを感じる」
  8. /nl/articles/2411/18/news120.jpg 「天才が現れた!」 森永が教える“秋らしい”お菓子の作り方→たこ焼き器を使ったアイデアに「すごいすごい可愛い」
  9. /nl/articles/2411/19/news009.jpg 固い着物をリメイクしてみたら…… 生まれ変わった“まさかのアイテム”に「しゅげー!」「凄い素敵です」
  10. /nl/articles/2411/19/news062.jpg 「上げ底の先」 その名に偽りなし、高専の文化祭に出現した「限界節約ホットドッグ」が本当に限界だった
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた