「トキの羽は拾ってもいいけれど人にあげてはいけない」 意外な法律に「知らなかった」の声が集まる
知れてよかった。
» 2018年11月12日 15時00分 公開
[神奈川はな,ねとらぼ]
「トキの羽は拾ってもいいけれど人に売ったりあげたりしてはいけない」という、環境省佐渡自然保護官事務所のツイートが話題になっています。
「トキの羽を見つけたら」というタイトルが付けられたツイートには、「トキの換羽が終わり、鮮やかなとき色が目立つようになりました。野外で落ちているトキの羽を見つけた場合、拾っても問題ありませんが、拾った羽を人に売ったり、無料でもあげたりすることは、法律で禁止されています。拾った羽は人にあげたりせず、大切にお持ちください。」と書かれています。
これは平成5年(1993年)4月に施行された「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(種の保存法)によるもの。環境省のトキ情報のサイトにも「トキは種の保存法で、個体の捕獲や譲渡等が規制されています。例えば、拾ったトキの羽を他人に譲り渡す等の行為は法律違反となりますので、ご注意ください。」という記述があります。
トキが保護対象であることは知っていても、拾った羽を人に渡してはいけないことを知っている人は少なかったようで、リプライ欄には「知らなかった」「知れてよかった」「お土産であげてしまいそう」というコメントが並んでいます。実際にトキの羽を拾う機会は多くないかもしれませんが、もし見つけたら大切にしまっておくのが良さそうです。
同事務所のTwitterアカウントでは、生態に影響が出ないように車内から撮影したトキの姿を、「佐渡の車窓から」と題して公開中。佐渡の自然の中で過ごすトキの美しい姿が見られます。
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