モノアイデザインのすごいヤツ スズキのモンスターバイク「GSX-R1000」に2019年モデル(1/2 ページ)
クラッチ操作なしに機敏チェンジできる「クイックシフター」が標準装備に。
スズキは、ドイツ・ケルンで開催された「インターモト2018」およびイタリア・ミラノで開催された「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)2018」で、スーパースポーツバイク「GSX-R1000」の欧州向け2019年モデルを公開しました。
GSX-R1000は、サーキット走行も見据えたスーパースポーツバイクシリーズ。モノアイ風(実際は縦に2灯)の特徴的なカウルデザインとともに、日本仕様でも197馬力と歴代最強クラスのエンジン出力があるモンスターバイクです。
今回の2019年モデルは2017年に登場した現行モデルの年次アップデート版です。主な変更点は、従来モデルと同等剛性ながらも軽量化したフレーム、新車装着タイヤの高性能化(ブリヂストン「BATTLAX RACING STREET RS11」)、ステンメッシュブレーキホースの採用、サイレンサーデザインの変更、「双方向クイックシフトシステム」の標準搭載などです。
双方向クイックシフトシステムは、クラッチやスロットルの操作なしに機敏なシフトチェンジを可能とするレーサータイプの装備。シフトリンケージの動きとストローク、シフトカムの回転、スロットルバルブポジションを検知して高度に電子制御を行うことで、アクセル全開のままの滑らかシフトアップ、自動ブリッピングするシフトダウンを可能にします。これまで上級モデル「GSX-R1000R」の専用装備でしたが、GSX-R1000にも標準搭載となります。
ラインアップには引き続き、標準モデルの「GSX-R1000」と上級モデルの「GSX-R1000R」の2モデルを用意。GSX-R1000Rはショーワ製の「バランスフリーサスペンション」を装備するほか、可変式のスイングアームピボットを採用します。
日本向けモデルの2019年マイナーチェンジについては2018年11月現在、未発表です。
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