ニュース
» 2018年11月23日 16時40分 公開

「中国は無知で汚く臭いマフィア」 D&G、中国でのプロモーション動画が物議の中デザイナーが暴言?→大炎上に

デザイナーやD&Gはアカウントのハッキングを主張しています。※追記

[Kikka,ねとらぼ]

 ファッションブランド「Dolce & Gabbana」(以下、D&G)が中国・上海でのショーを控えて公開したプロモーション動画の内容が、「失礼だ」と炎上。その後デザイナーの過激な発言が波紋を呼び、ショーの中止や中国のECサイトからD&G製品が削除されるに至りました。一連の騒動を振り返ります。


Dolce & Gabbana D&G Twitter上に投稿されたD&Gのプロモーション動画(既に削除済み)

 イタリアを代表するブランドと知られ、世界的に人気が高いD&Gが炎上することとなったきっかけは、SNSアカウントに投稿された複数のプロモーション動画(削除済み)。中国人女性が箸を使って強引にピザを食べたり、パスタを箸に無理やり巻き付けたりといった様子が映し出され、ショーまでのカウントダウンを表示するという内容です。


Dolce & Gabbana D&G 動画の最後にはD&Gのロゴが(既に削除済み)

 しかし公開から間もなく、中国全土から「失礼ではないか」という声が上がり始め、動画の内容が人種差別なのかブラックジョークなのかという議論が始まります。

 そうして動画について議論が続く中、D&Gのデザイナー、ステファノ・ガッバーナさんがInstagram内のDMで、あるユーザーとやりとりした内容が11月21日にリークされ、ステファノさんが「中国は無知で汚くて臭いマフィアだ」とのメッセージを送っていた他、汚物の絵文字を使って「今後全ての国際的なインタビューでは中国はクソ(絵文字)の国だと説明するね」と発信するなどの行動を取っていたことが発覚。


Dolce & Gabbana D&G あるユーザーがリークしたやりとりには中国を口汚くののしるステファノ氏のメッセージが(あるユーザーのInstagram

 こうした流れを受け、ファッションショーに出演する予定だったメインゲストの中国人俳優がショーの出席を辞退すると表明して飛行機を引き返します。するとこれがきっかけとなり、D&Gと契約していたタレントがブランドとの契約解消を宣言した他、ショーに招待されていた芸能人や著名人、全てのモデルが出席拒否を表明。ショーは結果的に中止に追い込まれました。

 同日、D&G公式アカウントはInstagram上で「ステファノさんと公式アカウントがハッキングされている」「社内の法務部門が早急に調査している」「今回の投稿は無効な投稿ではあるが、精神的苦痛を与えたことに対して遺憾に思う」「われわれは中国と中国人を尊敬している」とのメッセージを投稿。さらにステファノさんも同日に同様のメッセージをInstagramに投稿しつつ「Not Me」と書かれた画像を添付し、リークされたメッセージが自分のものではないとアピールしました。


Dolce & Gabbana D&G Not Meが火に油を注ぐ結果に……(ステファノさんのInstagramより)

 しかしこの行動がさらに火に油を注ぐ結果となり、11月21日中に中国のECサイトからD&G製品が削除された他、現地の空港ではD&G製品が撤去されているとの情報もあります。

 一連の騒動のきっかけはD&Gが上海でのショーを目前に制作したプロモーション動画でしたが、ステファノ氏らD&Gはそもそもブラックジョークを好んでいることがよく知られており、動画の内容が皮肉を込めたジョークなのか、人種差別的な意図を含んでいたのかは意見が分かれていました。しかしその後のステファノさんのDMの発信内容があまりにも品の無いものだったため、中国の人々を激怒させたというのが実際のところのようです。

 なおステファノさんやD&Gはハッキング被害を主張していますが、このコメントに納得していない人は現在も多く、D&G製品をはさみで切り刻む動画を公開する人や、スープやラーメンをフォークとナイフを使って食べるというブラックジョークが効いたパロディー動画を公開する人が現れるなどまだまだ火種はくすぶっています。

(Kikka)

11月23日19時40分追記

 ドルチェ&ガッバーナ側がSNSやYouTubeで「世界の全ての中国人に謝罪する」との謝罪動画を公開しました(関連記事)。



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2105/13/news131.jpg 「なんて品の無い番組だろう」 光浦靖子、手作りした作品を笑い飛ばした番組演出にファンから怒りの声
  2. /nl/articles/1607/05/news111.jpg TBS、「行き過ぎた編集」で謝罪 バラエティー番組で出演者の姿を意図的に消すなどしていた問題
  3. /nl/articles/2105/13/news008.jpg 「子猫とは思えない」「前世はゴルゴかな?」 飼い主を起こしに来た子猫の表情が“必殺仕事人”の貫禄
  4. /nl/articles/2105/13/news014.jpg サーバーに魔よけのお札を!? 神頼みのIT企業描くギャグ漫画に「案外ウソでもない」と業界から証言
  5. /nl/articles/2105/12/news162.jpg 「USB 3.0機器はゆっくり差すと2.0、素早く差すと3.0として認識される」って本当? →メーカー「本当です」
  6. /nl/articles/2105/13/news011.jpg 夜にキッチンの窓から見た人影 振り返ってみると恐ろしかった出来事を描いた漫画がゾクッとする
  7. /nl/articles/2104/30/news103.jpg TBS「クレイジージャーニー」“ヤラセ発覚”から1年半ぶりに復活 「めっちゃ嬉しい!」「レギュラー復活を」と喜びの声あがる
  8. /nl/articles/2105/13/news105.jpg 【ぞっとする実話】泥酔したとき友だち面したおじさんに連れていかれそうになるも、介抱してくれた人が放った一言で見事に追い払った
  9. /nl/articles/2105/13/news015.jpg なぜ猫は何年たってもかわいいのか?→“猫に記憶を消されている説” 飽きない理由を描いた漫画に「すげえ納得した」の声
  10. /nl/articles/2105/12/news019.jpg トイレから戻ったら「猫がオンライン会議してた」 真剣な表情で参加するエリート猫ちゃんがかわいい

先週の総合アクセスTOP10