新宿駅に出現した「いま、『さよなら』をしよう。女の子を、苦しめるものから」――『さよならミニスカート』1巻発売広告に痺れる
広告が少しずつ“変身”していく仕掛け。
「いま、『さよなら』をしよう。女の子を、苦しめるものから。」――そんなメッセージが、東京メトロ丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードに出現しています。11月22日発売の『さよならミニスカート』の交通広告です。痺れる……!
『さよならミニスカート』は、牧野あおいさんによる「りぼん」連載の少女漫画。連載開始とともに編集長の“激推し”宣言で大きな話題を呼びました。主人公は、学校で唯一スラックスを履く女子生徒・神山仁那。実は彼女は元アイドルで、握手会でファンに襲われるという過去をもっていました。アイドルだけではなく、現代の女子が抱いている“息苦しさ”を描いている作品です。
11月19日から掲出が始まった交通広告。実は19日、20日と少しずつ内容が変わっており、21日に“完全版”と3段階変化する仕掛けがなされていました。
第1弾は、「恐がってるくせになんでそんなスカート短けーの?」「女使って男釣って儲けてんだから恨み買われて当然だろ」「私が我慢すればいいだけだからっ…」という作中のせりふが並びます。中心には「11月22日以降、こんな言葉や常識から全ての女子がさよなら出来ますように。」という文字が。
第2弾は、第1弾の文字を破いたようなデザイン。主人公・仁那の「スカートは あんたらみたいな男のために履いてんじゃねえよ」というカットが出現します。
そして最終的には、第1弾の文字が全てなくなり、『さよならミニスカート』1〜3話のカットと一緒に、「いま、『さよなら』をしよう。女の子を、苦しめるものから。」というフレーズが現れます。メッセージの力がすごい……。
新宿で撮影した1巻紹介ムービーもYouTubeで公開中。仁那のようにスラックスを履いた女の子が、広告の前で立ち止まり、心ない言葉を破る――というストーリーとなっています。
広告は12月2日まで掲出予定。衝撃的な1話、痴漢被害についても扱った2話、急展開を迎えた3話を収録した1巻は発売中です。
画像提供:集英社
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