平成で一番人気の名前は「翔太」と「美咲」 恒例の「生まれ年別の名前調査」結果、明治安田生命が発表
2018年は男の子が「蓮」、女の子が「結月」となりました。
明治安田生命は11月27日、毎年恒例の「生まれ年別の名前調査」の結果を発表しました。2018年生まれの子どもに付けられた名前で一番多かったのは、男の子は「蓮」、女の子は「結月」。また平成で最も人気のあった名前はそれぞれ「翔太」「美咲」となりました。
「生まれ年別の名前調査」は同社の生命保険の加入者および既契約情報を対象に行っているもので、1989年の実施以来2018年度で30回目。男の子のトップ3は、1位「蓮」、2位「湊」、3位「大翔」。「蓮」は2017年の5位から4年ぶりに首位に返り咲いた人気の名前で、植物の「蓮(はす)」のように「逆境に負けず、力強く、きれいな花を咲かせてほしい」という親の想いが込められているのかもしれません」と同社は分析しています。
また男の子の3位の「大翔」は昨年18位、4位の「大和」は昨年9位といずれも順位を上げるなど、「大」の漢字を使った名前の人気が上昇傾向に。また「海斗」「悠斗」など「斗」の入った名前がベスト50のうち11種類ランクインしました(2016年は3種類、2017年は5種類)。「斗」の人気について同社は「近年は名付けの判断において“音の響き”を重視する傾向があるなか、ハッキリとした発音で止める潔い印象から『ト』で終わる名前が人気となっている」と推察しています。
女の子は1位「結月」、2位「結愛」、3位「結菜」。「結月」は昨年20位から躍進して調査開始以来初の首位となっただけでなく、「結」の漢字が入る名前がトップ3を独占したのも初めてとなりました。「人とのつながりの必要性が増すといわれている昨今、あらためて『人と人とを結ぶ絆』が見直されている」と「結」人気の要因について同社。また10位「美月」と合わせ、「月」を使った名前がトップ10に入ったのは13年ぶりだそうです。
2018年に女の子の名前で最も多く使用された漢字は「花」。また4位「杏」や5位「凛」のように漢字1文字だけの名前はベスト10に4種類、ベスト100では20種類ランクインするなど人気が上昇しているといいます。
また2019年4月に元号「平成」が終わりますが、平成で人気があった名前も集計して発表。男の子は1位「翔太」、2位「翔」、3位「健太」、女の子は「美咲」、2位「葵」、3位「陽菜」という結果に。「翔太」は平成元年(1989年)から3年連続で1位、さらに平成9年(1997年)までも高い人気を博し、「美咲」は平成3年(1991年)から6年連続トップとなるなど大人気でした。
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