恋人同士じゃないけれど、そっちからもキスをして 「やがて君になる」9話(1/2 ページ)
どこが一線なんでしょうね……。
人を好きになるって、なんだかとっても難しい。「やがて君になる」(原作/アニメ)は、思春期に体験する「止められない恋」と「恋がわからない」気持ちを繊細に描いた作品。しっかり者なのに好きな人に甘えてしまう先輩と、人を好きになれない後輩の、ちょっぴり厄介なガールズラブストーリー。
今までのあらすじ
高校一年生の小糸侑(ゆう)と、二年生の七海燈子。クールで優等生な燈子は、侑のことをすっかり大好きになり、デレデレに。
超完璧優等生に見えて、実は頑張りすぎている部分がある燈子。侑は彼女の支えになろうと考えて、生徒会を手伝うことに。
同じ生徒会にいる佐伯沙弥香は、燈子のことを助けようと一生懸命に働いていた。侑と沙弥香はお互いに、燈子を先輩として、友人として、いいところ悪い所を打ち明け合う仲に。
生徒会はバタバタと忙しいまま、体育祭の開催準備を始める。
甘えたくて仕方ない、キス
今回はキス回です。
以前アニメ4話で、燈子が生徒会室でおもむろにキスを求めたことがありました。「侑がいつも許してくれるからもっと欲しくなっちゃう」。侑としては迷いつつも「興味がないって言ったら嘘だし」と言って、受けていました。
それがまさか、続いていたとは思わなんだ。体育倉庫に侑を押し込んで、そのまま抱きしめて、アゴクイして唇を奪うっていうね。「いい?」「……もー」の会話で通じるあたりがもうね。慣れてきているんだろうか。
今回は2人のキスのしぐさ自体に、心理の変化の大きなポイントが描きこまれています。
最初の画像のように、2人のキスは唇を重ねる程度のものでした。基本的に侑は、したいのではなく「許してあげている」という状況です。
ところが燈子先輩、暴走止まりません。
侑が流されるのをいいことに、燈子は唇だけでなく、更に深く侵入しようと試みます。さすがにそれはNGだと跳ね返す侑。「いい加減にしてください! 甘えすぎです!」。嫌です、ではないのがミソ。
もうここまできたら、客観的には恋人の行動と同じだろう、という気も。この段階では、どこまでが一線かは侑はいまいちよくわかっていません。まあキスに関しては、燈子側の最初の告白時からしてるからなあ。感覚は緩めかも。
甘えまくる燈子は、ぐいぐい一線を越えようとしますが、さすがに拒絶されます。そこで言った提案が「侑からしてほしい かも キス」。
最初は侑は「自分からするキス」も「燈子からするキス」も、同じようなもんじゃないの? と思っていたようです。燈子にとってはそこは大違い。そして2人の、相手への「好き」の感覚の違いがここであらわになります。
好きになってはいけない、キス
体育祭が終わった後、ほしがりさんの燈子はすぐさま侑を体育倉庫に連れ込んでキスをせがみます。以前までは、まあされるのもするのも変わらんでしょ、みたいに考えていた侑ですが、ここに来て気付きます。
「だめだ だめってなにが? わからない でも ここを超えたらいけないことだけわかる」
「侑は燈子を好きにならない」という前提条件が彼女を縛ります。好意は向けたいけど、向けられるのはいやだ、という燈子に対して、侑はあくまでも受け止めるだけの姿勢を保っていました。燈子もそこはわかっているので、ようは侑に演技してほしいというわがまま。
けれども侑は既に、燈子との接触が演技の領域からはみ出してきていることに、本能的に気付いています。
「やっぱりわたしからするのは違う気がするんですけど」「だって好きでもないのにするとか ちょっとどうなんだろうって」
「好きでもない」の言葉に、彼女自身のポジション修正が見られます。自分は「先輩のことが好きではないけれども、嫌いにならない後輩」のままでなければいけない。もし自分からキスをしたら、そこが崩れてしまう。
燈子の興奮が止められず「私の好きにするからね」と舌を絡めた時は、意外にもOKだった様子。以前そうしようとした時、口を閉じて拒絶していたのと比べると、侑側に変化が見られます。
「嫌ではないです というか……どっちかっていうと……きもちいいし」
身体的な「きもちいい」という感覚よりも、侑は「心地いい」の感情が強いようです。燈子の好意を注がれ、ものすごく優しくされ、求められ、体温を感じることはやっぱりうれしい。でも既にそれだけじゃないんだよなあ。
ブレーキを踏んで、自分側の感情は一切出さないようにし続けるのは、彼女が「先輩を好きではない」立場を貫くのに必死だから。
「好きっていわれても好きって返せないわたしのことが好きだって そう言ってくれるから 今はもう寂しくないかな」
人を好きになれないことがコンプレックスだった侑。それを好きだと言う燈子。だったらぴったりなんだろう、と本人は思い込もうとしていましたが、そんなことはない。自分の変化に気付きつつ押し込めるのは、とても寂しいことです。
周りから見て露骨におかしさを感じるくらいに、寂しい顔をする侑。燈子とキスを繰り返しても、心が満たされたわけじゃない。自分の思いをずっと封印したまま過ごす彼女の様子は、幸せとはいえません。
今のままの関係を保ち続けるべきか否か。生徒会演劇に向かうにつれて、少しずつ2人の意識は変わっていきます。
……ドキドキする回だった……ほんと暴走するのはよくわかるけど、あなた立場的にバレたら大変なんですよ燈子先輩、ちょっとは気を付けて! いやまあ、好きな人を求める気持ちはわかるけどさ。優等生の仮面を脱いだ先輩は、情動に身を任せきっている感がありますね。セクシーではあるんだけど、どこか子供っぽいような。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
-
「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
-
「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
-
鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
-
【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
-
おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」