「ロマサガ3」ほぼ全ての技を100%ひらめく方法が発見される 発見者は「おやつ」さん
ひらめきシステムを極限までハックした到達点。
スーパーファミコン用ソフト「ロマンシング サ・ガ3」(ロマサガ3)で、“ほぼ全ての技を100%ひらめく方法”が発見されプレイ経験者に大きな衝撃が走っています。この方法の発見者は、さまざまなやりこみプレイやTAS動画を投稿してきた「おやつ」さん。やっぱり今回もあなたでしたか……。
ちなみに今回の方法について、「まだロマサガ3をプレイしたことがない方は絶対にこの方法を使わないでください。ゲームがヌルすぎてほぼ100%その場で飽きてしまいます」とのことです。どこぞのバナー広告かな。
「ロマサガ3」は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1995年に発売したRPG。戦闘中に一定の確率でキャラクターの頭の上に電球が光り新たな技を習得する、シリーズおなじみの“ひらめき”システムが人気です。
この“ひらめき”にはある程度コツがあるものの、乱数で決まるため「普通は」何度も戦闘を重ねる必要があります。が、今回おやつさんは、「状況再現」を使用することにより、「難しい操作なく」ほぼ全ての技で確実に“ひらめき”を発動できるように調整したということです。
しかし、ここで「おやつ」さんを知る全視聴者が、コメントで一斉に身構えます。「おやつ」さんといえば山奥の修行僧のごとき厳しい縛りプレイヤーとしても知られており、「簡単」=膨大な時間の掛かる前準備やフレーム猶予なしの超絶コマンド入力を求められるのではないかと恐怖したのです。2018年6月に投稿した「TASさんが最少ターン数クリアに挑戦 part5」では「乱数調整のため4年待つことになった可能性もあった」というオリンピック選手のような発言も飛び出していたこともあり、より恐怖を駆り立てたもよう(実際はその必要はありませんでした)。とはいえ、今回は本当に誰でも簡単にできる内容となっているのでご安心を。
また、「状況再現」とは、ゲーム内で使用されている乱数を再現し毎回同じ結果を呼び出すことをいいます。「ロマサガ3」ではリセットからAボタン押しっぱなしにして即戦闘に入り、その後も押しっぱなしにしていると、毎回全く同じ結果になるようです。この「状況再現」を使い、確実に技の“ひらめき”を発生させようということです。
事前準備として特定のパーティキャラ、装備、アイテム、陣形などが必要になるものの、どれも簡単に集まるものばかり。あとは「火術要塞」マップで特定シンボルの「ケルベロス」とエンカウントして戦闘中に簡単な決定とキャンセル操作を少しすれば、毎回技をひらめいていくそうです。これはすごい。
ただし、「ケルベロス」が相手では、各武器の最高ランク技は“ひらめき”ができません。残りの技は“ひらめき”によく利用される「アスラ」という敵と戦う必要があります。また、敵の攻撃にカウンターとして発動する技は、また別の方法が必要になりますが、これらについても動画内で丁寧に解説されており、最終的には簡単に全技がそろいます。
今回の方法は、バーチャルコンソールを含め全てのソフトで使用できるはずとのこと。ただし、2019年初頭に発売されるリマスター版については、使用できるか不明です。
いつ新たな技を覚えるかワクワクさせてくれる“ひらめき”はシリーズの醍醐味(だいごみ)であり、「おやつ」さん自身が言う通り今回の方法はゲームとしての楽しみやバランスに悪影響を与えてしまいかねません。しかし、すでにシリーズをやりこんだ人には新たな遊び方を提供してくれる、便利な技となりそうです。これも、「ロマサガ3」を長年やり込み続けてきた「おやつ」さんの研究成果の1つなのかもしれません。
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発見者「エディ」さんのやりこみプレイは全て再走。もうダメだ。
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