「男子校なので出会いがない」→「女子高生になってみては」 京都水族館スタッフによる恋愛相談が人気

京都水族館に評判など聞いてみました。

» 2018年12月17日 18時00分 公開
[おのっちねとらぼ]

 「男子校なので出会いが『全く』ない……」「クマノミという魚はメスがいなくなると一番大きなオスがメスに性転換します。女子高生になってみてはいかがでしょうか?」――京都水族館(京都市下京区)に掲示されている「恋愛相談」がユニークな回答で話題になっています。

「出会いがない」に対する回答は……

 この恋愛相談は、カップルの男性を応援する企画「LOVE SUPPORT PROJECT」の一環として行われているもの。来館者から寄せられた相談に、水族館のスタッフが答えます。

恋愛相談の掲示コーナー

 例えば「クリスマス一人で寂しいので実家に帰ろうか迷っています。良いオスを紹介して下さい」という相談には「良いオスを紹介しますから、実家に帰らないで下さい」と良いオスのイルカをイラスト付きで紹介し、「18さいなんですけど、35さいと恋愛はありでしょうか?」という質問には、17歳差のペンギンカップルを引き合いに出して「完全にアリです!年齢なんて関係ありません」と答える……と回答は水族館の生き物にちなんだものが多く、クスリとする内容となっています。

「良いオスを紹介します」

 「けんかがおおいです」という相談には、「ハマクマノミのカップルはいつも2人で寄り添って泳いでいます」「ハマクマノミのように2人の時間を多く取って大切にしてみてはいかがでしょうか」と優しく答え、結婚前に遊びまくりたいという女性には「背が高くてシャッとしている甘えん坊系男子(ペンギン)」を紹介するというユーモアあふれる回答。

 京都水族館の公式Twitterには「すごくいい」「昼ごはん中に見て吹き出しました」「ちゃんと水族館のいきものと絡めてあってウケる」などの反応が寄せられています。 京都水族館の担当者にお話を聞いてみました。

―― この恋愛相談コーナーは、具体的にどんなイベントですか?

担当者 こちらのイベントは冬の大切なデートスポットとして京都水族館を選んでくださった、特に男性の方に、デートがうまくいくコツや水族館の見どころなどを紹介し、冬の恋を応援するという企画です。その一つとして恋愛相談コーナーを設置しました(老若男女投稿可能)。

応募ボックス

―― どのくらいの数の相談が来ていますか?

担当者 現在館内で張り出している回答は30枚ほどですが、相談用紙の投稿具合は1週目の時点では1日10〜20通でした。インターネット上で話題になっているため数は増えて来ています。

―― 来館者の評判はいかがでしょうか?

担当者 実際に回答に書かれている生き物を見に行きたくなる、内容が面白いと話されているのを聞きました。じっくり読みこんでいる方が多いです。

―― 水族館スタッフの皆さんの反応は? 苦労していることはありますか?

担当者 ペンギンなどいきものにも複雑な関係があったりするため、それを直接相談に反映することができます。日々いきものから学んだことを相談に生かしていると飼育スタッフは話しています。スタッフ一同も楽しんで回答しています。

―― 京都水族館公式Twitterへの反応は、どうですか?

担当者 面白い! 最高! ユニークなどの声が届いております。

彼女が欲しいけれど同性に好かれる、という相談には、「京都水族館には、【くるま】と【にじょう】という有名なBLペンギンカップルがいますよ。そんな形の愛もあります。ありなんです!」 日々生き物と接している水族館スタッフだからこそ、ストレートに表現しても、嫌みにならず、心に響くのだろう
初めてできた彼女をどうリードすればいいか、という質問にはニホンイトヨを引き合いに「自分の好きなことや場所、得意なことを彼女に見せてみてはどうでしょう」と説得力がある回答

 「LOVE SUPPORT PROJECT」は2018年12月3日から25日まで開催。恋愛相談の他にも、光の当て方によって人物の印象が変わる最新のライティング技術を利用し、男性が普段よりも一層格好良く照らされるスポットライトを設置したり、特定の狭い範囲にいる人に音を届ける指向性スピーカーでクリスマスソングなどを流して2人だけの世界に浸る時間と空間を演出する企画も実施中。

 さらに館内すべての男性トイレには、デート中の会話にも活用できる、いきものの恋や愛に関する豆知識、カップルで一緒に楽しめる期間限定サービスなどを紹介したガイドブックを設置して、2人の距離を縮める恋愛成就のコツをこっそり伝授しています。

「LOVE SUPPORT PROJECT」ではデートを成功へと導くさまざまなバックアップを行う

 恋に悩んだら京都水族館へGO。生き物たちに癒されて、恋の悩みも解消されるでしょう。皆さんにステキなクリスマス、そしてロマンティックな冬が訪れますように。

水族館のスタッフが考えた告白ワード。サカサクラゲは体内で光合成するため、太陽光が必要

画像提供:京都水族館



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  7. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  8. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  9. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. /nl/articles/2411/15/news132.jpg これ自宅なの!? 浜崎あゆみ、玄関に飾られたクリスマスツリーのサイズが桁違い 豪邸すぎてパーティー会場と間違われたことも
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた