「5000いいね来たら竹馬で東京から箱根駅伝応援しに行きます」→1時間で達成 元旦から竹馬で約100キロの旅
「5000いいね来たら竹馬で東京から箱根駅伝応援しに行きます」を有言実行した話。
東海大学が初の総合優勝を果たして話題になった先日の箱根駅伝ですが、その裏でTwitterでは、東京から箱根まで“竹馬”で行って応援する猛者が現れ注目を集めていました。新年早々なんという冒険をしてるんだ……。
実行したのは、さまざまなネタ動画や企画などをTwitterやYouTubeに投稿している「ふらとら」(@C_Y_B_E_R)さん。事の発端は、「このツイートが2000いいね来たらママチャリで、5000いいね来たら竹馬で東京から箱根駅伝応援しに行きます」というネタツイートで、本人の予想以上にいいねが集まり、約1時間ほどで5000いいねを超えてしまうという結果に(!)。なぜ竹馬をチョイスしてしまったのか。
そしてその2日後の元旦、「あけましておめでとうございます」という新年の挨拶とともに竹馬に乗った姿が投稿され、約100キロに及ぶ旅がスタート。本当に挑戦する姿に「がんばれ」という応援の声と、「ウッソだろw」「なにやってんだ」と戸惑う声も上がります。いや、ホントなにやってんだこの人……!
こうなると道中の実況ツイートも気になるところですが、実際にやってみると予想以上に竹馬の移動速度が遅いことが発覚。1月3日8時開始の復路のスタートに間に合わせるため、チャレンジは時間との戦いに。
リアルタイムのツイートによると、1月2日の夕方頃に神奈川県伊勢原市、その後の23時半に小田原城に到着。さらに日付が変わって1月3日の深夜2時頃に箱根(駅伝地点まで残り14キロ)に入ったことがツイートされ、ついに朝の7時半に箱根駅伝の応援地点(沿道)に着いたことが報告されます。マジでやり遂げてる……っていうか、もうこれほとんど箱根駅伝じゃないか!
コメントでは「おめでとう」「お疲れ様です!」の声と、「マジか」「すごすぎ」とその有言実行に驚く声が寄せられ、その後投稿された動画では箱根駅伝を“現地”で応援するふらとらさんの姿が確認できます。これはすごいとしか言いようがない。
そんな箱根駅伝を東京から竹馬で応援しに行ったただ一人の男性・ふらとらさん。それだけに夜の道中では、街灯もない場所で「カツン…カツン…」と音を響かせて竹馬してたふらとらさんに遭遇したおじさんが、「マジでこの世のものとは思えないものを見る目で腰抜かしながら後退りしていった」というエピソードも。「本当に申し訳なかった」と謝るふらとらさんですが、確かに真っ暗な中で出会ったら妖怪にしか見えなそうなので、体力的にもおじさんを驚かさないためにもマネはしない方がよさそうです。
そんな前人未到の挑戦を終えたふらとらさんに、竹馬の旅について質問してみました。
寒さとの戦い「竹馬にカイロを貼るのがコツ」
――どこが一番の難所でしたか?
ふらとら:やっぱり箱根町から関所までの箱根の峠が一番大変でしたね。街灯もあまりなく気温も平地と比べてかなり低下していたのでいろいろな面で苦労しました。
――竹馬長距離移動のコツは?
ふらとら:自分で行っていた工夫としては竹馬にカイロを貼っていました。上でも書いた通り寒さとの戦いだった部分が大きかったので、竹馬以外にも手袋や服などいたるところにカイロを貼っていましたね。あとは、坂が急なエリアでは転倒をして歩行者などに迷惑をかけてしまわないよう補助具※をつけていました(※元から市販の竹馬に付属していたもので、竹馬の土台の後ろ側につけるものです)。
――走行中は何を考えていましたか。
ふらとら:コンビニで休憩をすることが多かったので「とりあえず次のコンビニまで行こう」と考えながら歩いていました。あとは、箱根に足を運ぶのが初めてだったので周りの景色を軽く楽しんだり面白いものないかなあと思ってました。
――移動中に周囲の反応はいかがでしたか。
ふらとら:ツイートにも書いたのですが、やはり街灯のない場所で40代ぐらいの男性の方に化物に遭遇したかのような目で見られてしまったのが印象に残っています。 応援中の出来事としては警察の方に竹馬をのぼり旗と勘違いされ大学関係者と間違えられたのが面白かったです。
ちなみにふらとらさんは、似たような経緯で2018年の年末にも東京から「泉南イオン」(大阪府泉南市)までの約500キロを自転車(ママチャリ)で行くと挑戦をしており、こちらの始まりから結末はモーメントでまとめられています。
画像提供:ふらとら(@C_Y_B_E_R)さん
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