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» 2019年01月13日 19時00分 公開

ネットでつながるサウナ愛 国内初&最大のサウナポータル「サウナイキタイ」はなぜ生まれ、どうサウナ人気を支えていくのか【特集】ネットと銭湯サウナ(2/3 ページ)

[黒木 貴啓,ねとらぼ]

「こういうのを待っていた」 打ち込まれるサウナデータ

――オープン後の反響はどうでしたか?

あり: 最初はみなさんデータを入れてくださるか不安だったんですが、フタを開けてみれば1カ月で1000件ほどのサウナデータが入力されました。その後やや落ち着きますがずっと同じペースで打ち込まれていて、今では約2800件集まってます。

かぼちゃ: こういうの待っていた、みたいな歓迎の声もかなりありましたね。周りのサウナコミュニティからある程度のユーザー数は見越していたんですが、反響はその何倍もありました。

 最初は100人ぐらいのコアなユーザーさんが一気にサウナの情報を入力してくれた感じでした。個人的に自分の行ったことのあるサウナの情報をExcelやスプレッドシートに打ち込んでいる人ってけっこう多かったみたいなんです。それをオープン直後に片っ端からサウナイキタイに登録してもらえたおかげで、すぐに利便性の高い情報をそろえることができましたね。Twitterにサウナ好きの方が一定数いましたし、タイミングもすごくよかったと思います。

 現在サイトの登録者は3000人くらいにまで増えました。本当にさまざまな方に情報を提供してもらっています。定期的に旅行先から打ち込んでもらっている感じでしょうか。

――理想的ですよね。遠方のサウナを調べたくても交通費がかかってしまいますし、みんなで手分けして共有し合うのが一番互いにコスパがいい。

かぼちゃ: コアな利用者さんは、情報が間違っていた場合ちゃんと更新してくれたりもするので、情報は割と正しい最新の状態に保たれているんですよね。みんなでデータベースを作っている感覚があります。

あり: まだまだ知らないサウナが発掘されたりもするので楽しいです。オープン時に用意していなかった新しいサウナの情報も800件ほど寄せられましたし。

――アクセス数はどうでしょう?

あり: オープン時からずーーっと伸び続けている感じですね(笑)。サイトへの認知度が高まってきたのもそうでしょうが、何よりもサウナ人気がまだまだ盛り上がっているのが大きいと思います。『新R25』や『anan』などカルチャー系じゃない媒体もサウナを特集したり、世間的に注目度がますますあがっているなと。そこでサウナを探す際にサウナイキタイを利用してもらえているのはありがたいです。


サウナーの日常を支えたい サウナを記録&共有する「サ活」

――4月には、サウナの情報だけではなく、自分のサウナ体験をシェアする「サ活」もスタートしました。

サ活

あり: 当初からこういうのをやりたいね、と話してはいたんです。サウナって好きになってしまうと、もはやブームとかではなく日常的なものになってきます。そういった人たちの生活をサポートするためにも、まず1つ、どのサウナに何回行ったのかをさっと振り返れる、自分のサウナライフを残せる日記のようなサービスを提供したい思いがありました。

 もう1つは、それぞれのサウナの楽しみ方をシェアできるサービスです。ある施設で自分は水温ばかり気にしていたけど、他の人が「ここはこんな風に水質がいい」「ここのアウフグースの熱波師はすごい」みたいに違う視点で楽しんでいるのを見つけると、その人の世界を追体験したり自分のサウナの楽しみ方を広げたりできるので。

かぼちゃ: 旅先でいいサウナに出会うと、テンションがあがって想いを吐き出したりシェアしたりしたくなりますしね。Twitterでもそうしたハッシュタグがあったりしたんですが、サウナイキタイで集約して一気にみられるようになったのは良かったかもしれません。けっこうみなさん書かれていて、すでに累計2万7000件くらいあります。

あり: 自分のホームサウナの良さも書いてみたくなりますし(笑)。データベースは客観的なサウナの情報。サ活はいろんな人達の主観的なサウナの情報。この両軸があるのはいい、という意見はけっこうもらいます。

――ストアで販売しているグッズもいいですよね。Tシャツとかキャップとかに、「サウナイキタイ」「SAUNAIKITAI」とサウナへの欲望が文字でバシッと入っているという。

サウナイキタイのTシャツ。モデルはサウナ好き女優・清水みさとさん

かぼちゃ: グッズはまず、「サウナイキタイ」のロゴのステッカーを300枚くらい用意して、ほしい方いたら配布しますと呼び掛けたんです。するといきなり4000枚くらいの注文があって。

 どうも「サウナイキタイ」という名前がサウナ好きの需要にぴたっとはまったみたいで、そもそもサウナーって自分がただサウナに入りたいだけじゃなくサウナの話をしたい、魅力を広めたいって意欲のある人がすごく多いんです。そうした会話や布教のきっかけづくりとして、「サウナイキタイ」と書かれたステッカーやTシャツはうってつけのようでした。

――サウナイキタイって名前は誰が考えたんですか?

あり: かぼちゃさんの功績です(笑)。

かぼちゃ: サイトを作る前から勝手に「サウナイキタイ」ってロゴを入れたTシャツを作って、一人で着ていたんですよね。サウナに行きたすぎて。

あり: スマホとかPCにステッカーを貼ってくれている人も多いみたいで、会社の打ち合わせとかでそこからサウナの話が広がることもあるそうです。「サウナいいですよ」「じゃあちょっと行ってみましょう」と。

サウナイキタイのステッカー

かぼちゃ: 北海道でサウナを広めるために温浴施設でステッカーを配りたいからください、と自ら告知を買って出てくれる人もいたくらいでした。ステッカーはすでに1万4000枚くらい作っていますし、Tシャツも4、5人でかなりの量を発送しました(笑)。

――グッズはグッズで、ポータルサイトとは違うアナログならではのサウナの広がりをもたらしているのが面白いですね。

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