海藻を固めて研いで包丁を作ってみた → 切れ味鋭い包丁が完成するも愛する包丁を失うまさかの展開へ圧倒的不審者の工房

これは悲しい愛の物語。

» 2019年01月13日 14時00分 公開
[きんじょうめぐねとらぼ]

 クリスマスは大切な人と過ごしたという人も多いでしょう。数々の包丁を作り続けてきた圧倒的不審者の極み!さんのクリスマスも、今まで作ってきたUVレジン包丁(関連記事)、木材包丁(関連記事)、牛乳包丁(関連記事)を使って湯豆腐を作るという、包丁への愛があふれる日となりました。が、その後なぜか湯豆腐に使った昆布を包丁にしようと試みたようです。

 湯豆腐のダシを取るために使った昆布は、乾燥するとまた固くなりました。そのまま包丁になるのではないかと思いましたが、強度が足りず失敗してしまいます。そこで観葉植物の肥料として使われている消石灰を使うことにしました。一歩間違うと失明するといわれる消石灰……!

圧倒的不審者の極み 包丁 海藻が包丁になります
圧倒的不審者の極み 包丁 このキレイな包丁はレジン製
圧倒的不審者の極み 包丁 こっちは木材でできた包丁
圧倒的不審者の極み 包丁 本格的に取扱い注意の化学物質きた

 あらゆる海藻の中から包丁になる素質のある海藻を発見。煮込んでトロトロの液体にして、消石灰を水で溶いた石灰水と混ぜるとセメントのようなものができました。乾燥させて強度を計測してみたら、今度はカチカチです。しかしミルク包丁の強度が79.5だったのに対してこちらは64と、少し不安が残ります。

圧倒的不審者の極み 包丁 包丁の素質があるとして厳選された海藻
圧倒的不審者の極み 包丁 グツグツ煮込んでとろとろになってきた!
圧倒的不審者の極み 包丁 料理作ってるみたいに見えるけど食べられないやつ
圧倒的不審者の極み 包丁 これはつまりしっくいか!
圧倒的不審者の極み 包丁 ちょっと強度が心配

 でき上がった素材を包丁の形にして乾燥させたらカチカチになりました。ここまできたら次は研ぎまくるターン。研いで研いでひたすら研いだらキラリと光る鋭い刃が出来上がりました。とうとう海藻が包丁になってしまった!

圧倒的不審者の極み 包丁 だんだん形になってきた!
圧倒的不審者の極み 包丁圧倒的不審者の極み 包丁圧倒的不審者の極み 包丁 いろんな砥石で研いで研いで研ぎまくる!

 このままでは持ちにくいので、持ち手を取り付けられるように形を整えて牛乳包丁の時に作った牛の柄にはめ込みます。問題なく紙もきゅうりもスパッと切れました。さすがのクオリティー。

圧倒的不審者の極み 包丁 最後の仕上げへ!
圧倒的不審者の極み 包丁 牛乳包丁の時に作った持ち手をつけて使いやすく
圧倒的不審者の極み 包丁 さすがの切れ味です
圧倒的不審者の極み 包丁 きゅうりの千切りも問題ありません

 切れ味も確認できたところで困ったことが。包丁は2本ありますが、柄は1本のみ。柄をどちらに戻そうかと考え、なぜか包丁をぶつけ合うことに。しかしその結果どちらも刃こぼれしてしまい、2本とも包丁としての人生を終えてしまったのでした。自らの過ちにより2本もの愛する包丁を失うことになってしまったのです。どうしてそんなことをしてしまったんだ……。

圧倒的不審者の極み 包丁 ちょ……、おま……!!
圧倒的不審者の極み 包丁 共倒れとなってしまった包丁さんたち……

 まさかの悲劇的結末に「牛乳包丁と海藻包丁よ、安らかに」「なぜ世界で唯一の牛乳包丁を壊してしまったのか」という悲嘆に暮れるコメントがついています。圧倒的不審者の極み!さんにクリスマスを平和に過ごせる日は来るのでしょうか。

圧倒的不審者の極み 包丁 これは良く切れそう

画像提供:圧倒的不審者の極み!さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」