エスコンでも見た日の丸カラー「F-2」超かっけぇ! 帰宅後即出撃不可避になる「浜松エアーパーク」(1/3 ページ)

ここはエスコンファンの聖地!? しかも入場料無料。

» 2019年01月25日 17時00分 公開
[鈴木伊玖馬ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「やっと翔べるよぉぉぉ」。2019年1月、フライトシューティングゲームの最新作「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」が発売されました(関連記事)。前作から12年ぶりのナンバリングタイトル、多くのファンは待ちに待っていました。

 筆者もその1人です。もちろん発売日に入手し、雲に飛び込んだ機体に水滴が付いたり、エンジンから噴き出す熱で空気がぼやけたりするリアルな戦闘機の様子や挙動をニヤニヤしながら楽しんでいます。あぁあ、やっぱりエスコンっていいわ……。

「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」ローンチトレーラー(YouTube/876TVチャンネル)

 そんなエースパイロット気分に浸っている人にぜひとも訪れてほしい場所が静岡県浜松市にあります。それが「航空自衛隊 浜松広報館」、通称「エアーパーク」です。航空自衛隊浜松基地にある広報施設です。

浜松基地 エアーパークの格納庫。こんなのがたーくさんあるんだよぉぉぉ

 エアーパークは「展示機体が豊富」で「無料で入れる」のが特にいいところ! 中でも、今作のエースコンバット7で初めて登場した「F-104」など、これまで航空自衛隊が運用してきたホンモノの戦闘機を間近に愛でられるのです。

 ゲームで操る愛機、その「実物」の迫力やいかに。では早速見学してきましょう。

かっこええ!!「F-104」! “最後の有人飛行機”などとも呼ばれた美しい機体

 でん! いきなり「F-104J スターファイター」です。かつて航空自衛隊で使われた戦闘機。F-104Jは特に目立つエアーパーク中央入り口付近の屋外と、格納庫の中央に1機ずつ展示されていました。

F-104実機 いきなり登場「F-104J(機体番号:76-8698)」! 入口付近で野外展示されていた。三菱重工業がライセンス製造し、「栄光」という愛称も。

 ちなみにF-104Jは、今回のエースコンバット7のオープニングに登場した「F-104C」の派生型です。

F-104 エースコンバット7で登場するF-104

 「これはいいぃぃぃ」……。スマートで美しい機体デザインに少なくとも5分は目を奪われることでしょう。エンピツのように尖って長くてシャープな胴体にちっちゃい主翼、そしてT字型の尾翼。いやー、カッコイイ。

F-104上から ガラス張りの渡り廊下から上部後方をじっくりと観察。ここは、縦長ボディー、ちっちゃい主翼、T字型の尾翼の様子がよく分かるグッドポイント

 初期のF-104には珍しい機能がありました。それが操縦席の脱出装置です。

 戦闘機の脱出装置でよく見かけるのは、パイロットを上に打ち上げる「上方射出」です。しかしF-104は尾翼がT字。尾翼との衝突が懸念されました。このため初期のF-104では、パイロットが機体の胴体下部から射出される「下方射出」だったそうです。

F-104尾翼 F-104のT字尾翼
操縦席 F-104のコックピット付近。ちなみに下方射出型は低高度脱出に明白な課題があり、後期に生産される機体は上方射出型になった

 そのミサイルのように細長い外観からも分かりますが、F-104は同世代の機体の中でも特に優れた機動性を持ちました。当時、これ以上高性能な戦闘機は必要ないという意味で「最後の有人戦闘機」と称されたほどでした。

 こうして自衛隊機のF-104Jも30年近く運用。1995年に退役します。

エアインテーク F-104のエアインテーク(空気取り入れ口)。超高速飛行時にもスムーズに空気を取り入れられるよう、先端にショックコーンと呼ばれるでっぱりが付いている

ACE COMBATTM 7: SKIES UNKNOWN & (C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
(C) DigitalGlobe, Inc. All Rights Reserved.
All trademarks and copyrights associated with the manufacturers, aircraft, models, trade names, brands and visual images depicted in this game are the property of their respective owners, and used with such permissions.
Powered by Wwise (C) 2006 - 2019 Audiokinetic Inc. All rights reserved.

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news034.jpg 古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」