エスコンでも見た日の丸カラー「F-2」超かっけぇ! 帰宅後即出撃不可避になる「浜松エアーパーク」(1/3 ページ)
ここはエスコンファンの聖地!? しかも入場料無料。
「やっと翔べるよぉぉぉ」。2019年1月、フライトシューティングゲームの最新作「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」が発売されました(関連記事)。前作から12年ぶりのナンバリングタイトル、多くのファンは待ちに待っていました。
筆者もその1人です。もちろん発売日に入手し、雲に飛び込んだ機体に水滴が付いたり、エンジンから噴き出す熱で空気がぼやけたりするリアルな戦闘機の様子や挙動をニヤニヤしながら楽しんでいます。あぁあ、やっぱりエスコンっていいわ……。
そんなエースパイロット気分に浸っている人にぜひとも訪れてほしい場所が静岡県浜松市にあります。それが「航空自衛隊 浜松広報館」、通称「エアーパーク」です。航空自衛隊浜松基地にある広報施設です。
エアーパークは「展示機体が豊富」で「無料で入れる」のが特にいいところ! 中でも、今作のエースコンバット7で初めて登場した「F-104」など、これまで航空自衛隊が運用してきたホンモノの戦闘機を間近に愛でられるのです。
ゲームで操る愛機、その「実物」の迫力やいかに。では早速見学してきましょう。
かっこええ!!「F-104」! “最後の有人飛行機”などとも呼ばれた美しい機体
でん! いきなり「F-104J スターファイター」です。かつて航空自衛隊で使われた戦闘機。F-104Jは特に目立つエアーパーク中央入り口付近の屋外と、格納庫の中央に1機ずつ展示されていました。
ちなみにF-104Jは、今回のエースコンバット7のオープニングに登場した「F-104C」の派生型です。
「これはいいぃぃぃ」……。スマートで美しい機体デザインに少なくとも5分は目を奪われることでしょう。エンピツのように尖って長くてシャープな胴体にちっちゃい主翼、そしてT字型の尾翼。いやー、カッコイイ。
初期のF-104には珍しい機能がありました。それが操縦席の脱出装置です。
戦闘機の脱出装置でよく見かけるのは、パイロットを上に打ち上げる「上方射出」です。しかしF-104は尾翼がT字。尾翼との衝突が懸念されました。このため初期のF-104では、パイロットが機体の胴体下部から射出される「下方射出」だったそうです。
そのミサイルのように細長い外観からも分かりますが、F-104は同世代の機体の中でも特に優れた機動性を持ちました。当時、これ以上高性能な戦闘機は必要ないという意味で「最後の有人戦闘機」と称されたほどでした。
こうして自衛隊機のF-104Jも30年近く運用。1995年に退役します。
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