いま職業ライターをしている私が、子どものころ読書感想文が苦手だった理由(1/2 ページ)
得意な人、苦手な人、はっきり分かれるもよう。
今現在、筆者はライターをしていますが、小学生の頃は作文や読書感想文といった“授業で文章を作成すること”が苦手でした。
知人(同業)と話をすると「作文が得意だった層」というのももちろんいて、「作文が得意だった層」は表彰された経験があったりする。筆者は作文や読書感想文の類で賞を取ったことも、褒められたという記憶もないし作文に対しては苦手意識しかなかった。なんで筆者は得意な方に入れなかったんだろう。
読書感想文に話を絞ると、あらすじの扱いが下手でした。あれさ、止めどきわからなくない……? 結局話の核心まで迫るところまで書いてしまわない……? そして真っ白な原稿用紙。書きだす前に眺めている時は、原稿用紙が高くそびえる壁のように感じました。
あんなに果てしなく感じた原稿用紙だけど、1枚は400字。Twitterの文字制限は140字(日本語の場合)。2.5ツイートでだいたい原稿用紙が1枚埋まる計算になります。あんなに果てしなく感じた原稿用紙がだいたい2.5ツイート……??
あと原稿用紙のやり直しの難しさよ……。間違えた→ビリッグシャの運命を何度経験しても回避できません。PCを使った文章の作成は、やり直しや構成の変更もしやすいしそういう点では最高。そうした現在の「気楽に文章と向き合える作業環境」は、作文嫌いだった筆者を書くことが好きな人間へと変えました。
便利だからこそ、現在筆者は紙で文章の作成をすることはまずありません。今から全てアナログで文章の作成を行えと言われたら泣いてしまう。それでも、原稿用紙の手ざわりや鉛筆の感触と芯の味(よく噛んでた)は懐かしさと共に思いだされます。
(ちぷたそ)
これまでのお話
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