「建設業界を女性が活躍できる業界に」半数以上の塗装職人が女性の会社 アート塗装が好評で予約3カ月待ち【追記あり】

とっても華やかで、ユニークな塗装がステキ。【追記あり】

» 2019年02月12日 11時27分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

【編集部追記】2019年8月21日、ユーコーコミュニティーの女性社員2人が長時間労働やセクハラなどでうつ病を患い、労災認定されたとの報道がありました。本記事はユーコーコミュニティーが2019年1月16日に公開したプレスリリースをもとに執筆しており、同社の担当者からメールで塗装例の画像提供を受けています。


 戸建て住宅の外壁や屋根の塗装を行うユーコーコミュニティー(神奈川県厚木市)は、職人の半数以上が女性という珍しい会社です。そして、美大出身の職人が手掛けるアート塗装などが注目され、施工の予約が3カ月待ちという驚きの人気ぶり。


アート塗装 女性の職人さんが勢ぞろい!

 ユーコーコミュニティーは塗装を家の壁を守るためだけのものではなく「アート」ととらえていることから、若い人からの共感を得て、業界の高齢化にかかわらず多くの美大生が志望。美大出身の職人たちが、施主(お客さん)とやりとりをしながら、個人の戸建て住宅をはじめ、店舗や幼稚園などを、ある時はおしゃれに、ある時はクールに、ある時はかわいくペイントしています。


アート塗装 白い壁にバラのワンポイントが上品!


アート塗装 爽やかな青い壁に映える、黄色の花


アート塗装 カラフルな壁と遊び心あるアートイラスト


アート塗装 こんなエッジの効いた塗装も(個人宅です)

 また、建築業界は女性の職人(技能者)の比率は約3%と低いなか(国土交通省「もっと女性が活躍できる建設業へ向けた取組について」より)、ユーコーコミュニティーの女性職人比率はなんと52%。施工(塗装)も現場の管理も、工事スタートから工事完了まで全て女性が行う、女性だけの外壁塗装チームも発足しているとのこと。施工についてのやり取りをするのが女性の場合、女性の職人の方が話しやすい、安心できると感じる人が多いことも人気の理由だそうです。


アート塗装 ダイビングスクールの壁には海の生き物たちとダイバーが泳いでいます


アート塗装 百谷学園幼稚園の塗装は明るい色彩と夢のあるイラスト

 今後も、建設業界を女性が活躍できる業界にしていきたいと考える「ユーコーコミュニティー」。多くの人に塗装の楽しさや面白さを伝え、ただ建物を塗装するだけでなく、華やかな街並みを作っていくことを目指しているそうです。仕事の大変さが注目されがちな業界ですが、アートで人の希望や思いを叶えるという前向きなイメージが女性や若者の共感を呼び、引き寄せているようですね。


アート塗装 塗装で明るく生まれかわった、築36年のやまきたこども園わかば園舎(わかば保育園)


アート塗装 神奈川県山北町のご当地キャラクター「でごにぃ」と一緒に、ユーコーコミュニティーのキャラクター「てんてん」も描かれています

(谷町邦子 FacebookTwitter

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」