「バイオ4」主人公のアクロバットに憧れて特訓→トリッキング世界一に 独学で夢をかなえた少年の実話に感嘆の声

トリッキングとは武術やアクロバットなどを組み合わせて自己表現をするエクストリームスポーツ。ゲームへの憧れが日本人初の世界チャンピオンを生んだ!

» 2019年02月18日 17時20分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 ホラーゲーム「バイオハザード4」の主人公、レオンのアクロバットに憧れて練習していたら、10年後にその道の世界チャンピオンになっていた――。そんな漫画チックな実話をまとめた動画に、感嘆の声が寄せられています。


手本のバイオ4 きっかけとなったバイオ4の名場面

トリッキングトリッキングトリッキング レオンを目指しての特訓の日々

トリッキングトリッキングトリッキング いつしか大技を軽々とこなすようになり……

トリッキング ついに世界の頂点に!

 投稿主のDaisuke(@kaiimuu)さんは、「トリッキング」の選手。これは武術やフリースタイルアクロバットなどを組み合わせた技を競う、エクストリームスポーツです。動画には、高く跳ねて空中で激しく回転する神業の数々が収録。この全てが、Daisukeさんがアジアまたは世界で初めて決めた技というのだから驚きです。


トリッキングトリッキングトリッキング
トリッキングトリッキングトリッキング

トリッキングトリッキングトリッキング

トリッキングトリッキングトリッキング ここだけ重力おかしくない? と思わせるほどの神業

 Daisukeさんを取材したところ、トリッキングを始めたきっかけは、10年ほど前に遊んだバイオハザード4。同作はアクロバットに主眼を置いたゲームではありませんが、主人公のレオンはレーザー光線によるセキュリティを宙返りでくぐり抜けるなど、随所で妙技を見せます。これに魅せられたDaisukeさんはレオンが大好きになり、練習を始めたそうです。

 もっとも、当時はトリッキングそのものが認知されておらず(※)、Daisukeさんが始めたのはあくまでもレオンを目指してのアクロバット。スポーツは空手を少々心得た程度で、体操などの経験はまるでないまま、我流で特訓に挑みました。練習中の様子をYouTubeに投稿して意見を求めるなど、手探りの日々が続きます。

※支援団体の日本トリッキング協会が設立されたのは2017年のこと。


 こうした努力を続けたDaisukeさんは、2014年ごろに初めて大会に出場。当時は高校生だったため、各地で行われる大会への出場はなかなか叶わなかったそうですが、Daisukeさんはこの大会でいきなり3位入賞という快挙を成し遂げます。その後、Daisukeさんは2016年に日本のトリッキング大会を総なめにし3冠を達成。2017年にオランダで開催された世界最大の大会「Hooked2017」では、アジア人初となる個人戦優勝を決めました。「好きこそものの上手なれ」とはいいますが、努力だけでなくナチュラルな身体能力も半端なかったのでは……。


 ゲームがきっかけで世界一の座をつかんだDaisukeさんは、ほかにも「メタルギア」や「モンスターハンター」、「サイレントヒル」が好きとのこと。最近は時間がなくてあまりプレイできていないものの、選手としての原点であるバイオハザード4は、iOS版でまたとことん遊び倒したそうです。

画像提供:Daisuke(@kaiimuu


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2403/26/news158.jpg 元横綱・貴乃花、再婚後の激変ぶりに驚きの声 ヒゲ生やした近影に「ショーケンみたい」「ワイルドー」
  2. /nl/articles/2403/27/news130.jpg 中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
  3. /nl/articles/2403/26/news169.jpg 「『ちゅ〜る』の紅麹色素は大丈夫?」 小林製薬の「紅麹」報道で飼い主に不安広がる
  4. /nl/articles/2403/27/news126.jpg ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
  5. /nl/articles/2403/26/news161.jpg 【まとめ】小林製薬「紅麹」問題 味噌や酒など紅麹原料メーカーの自主回収相次ぐ 20社以上が発表
  6. /nl/articles/2403/27/news127.jpg 日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
  7. /nl/articles/2403/20/news067.jpg 「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友だちから連絡→まさかの正体に爆笑 友だちはその後ジブリを見た?
  8. /nl/articles/2403/26/news016.jpg ドイツ人家族が日本のバウムクーヘンを実食、一番おいしいと絶賛したのは…… 満場一致の結果に「参考になります」「他の食べ比べもお願い」
  9. /nl/articles/2312/30/news041.jpg 「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友人から連絡→まさかの正体に爆笑「それトトロやない」
  10. /nl/articles/2403/26/news145.jpg 「ご安心ください」 “紅麹ショック”でDHCとファンケルが声明…… サプリ販売は継続中 小林製薬では死亡患者がサプリ摂取
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」