育児を「よくわかんないから」で断るパパに反論 “育児の初めて”は誰もが怖い ママの訴えに共感集まる

授乳もおむつ替えも赤ちゃんの爪切りも、卒なくこなしているようで最初は大変だった。

» 2019年02月21日 07時30分 公開
[林美由紀ねとらぼ]

 授乳におむつ替えと、ママは育児に必要なことを卒なくこなしているように見えますが、実はわからないことだらけの荒波を必死に乗り切っている。それなのに「わからないから」を隠れみのに育児を避けたパパに対し、まずはやってみることの大切さを訴えたエッセイ漫画にうなずきの声が集まっています。


育児しよう07 あなたが無理なことも誰かがしなくてはならない

 作者の永岡さくら(@/saaaaaaaaaaaack)さんは、初出産の直後の午前3時半、重度の貧血、お股が痛い中でもやってくる授乳タイムに慌てふためいていました。赤ちゃんはふにゃふにゃしていて抱っこしづらいし、授乳後のゲップをしたかどうかもよくわからない。

 1時間後、どうにか赤ちゃんが寝たので、自分の寝る間を惜しんでスマホで「ゲップ」について検索。次回に生かせそうな子育て情報をゲットし安心するのもつかの間、調べ物をしているとだいたい、また赤ちゃんが泣く……。


育児しよう01 ゲップしたの? してないの?


育児しよう02 わからないことは、すぐ調べる!

 その後も、赤ちゃんの小さな爪の切り方、ミルクの増やし方などわからないことは都度調べます。スマホがない時代はどうしてたんだろう、全部人に聞いていたの? コミュ力高いな? と、スマホの利便性を痛感。

育児しよう03 スマホのおかげで瞬時に調べられるいい時代


育児しよう04 ようやく育児に慣れてきた頃、パパに爪切りをお願いしてみる

 

 そうやっていくつもの荒波を乗り越え、育児に少し慣れてきた頃、旦那さんに「ようパパさん、赤ちゃんの爪でも切ってみるかい?」と気さくに尋ねてみます。すると、笑いながら「や〜無理無理。オレよくわかんないもん」と辞退されてしまいました。


育児しよう05 やったことが無ければ、誰でもわからない


育児しよう06 一緒に親になろう。

 そのエピソードを振り返りながら、いやいや、違うんだよと訴える永岡さん。子育ては、わからないからやらなくていいということにはならないし、わからなければ寝る間を惜しんで調べればいい。それに、初めてで怖いのはママだって一緒。なのにパパができないといえば、ママはできないわけにはいかなくなる。「一緒に親になろう?」「エビカニクス踊ろう?」と呼び掛けるのでした。

 Twitterでは漫画に対し、「頷きすぎて頭もげるかと思った」「ホントそれ!」「うちも爪切ってくれなかった。怖いからヤダって」とママからの共感の声が続出。またパパからも「パパに1週間くらい子どもを預けてみては」「そうでもしないと親としての自覚がでないはず」など提案もあがっています。

 作者は反響に対し「パパさんがこの漫画見て不快な気持ちになってやっぱ育児なんか関わるとめんどくせぇし知らねぇわとかなったらどうしようと懸念していたので少しホッとしてます」とツイート。そして「うちの夫がネタにされて凹んでいますw ごめんね。名誉回復のため、、夫は今じゃすっ文字数」と、旦那さんの改心ぶりを報告しています。

 初めての子育ては特にわからないことだらけ。赤ちゃんは小さいし、どう扱えばいいのか、何を考えているかわからないし……。でも、怖くても失敗しても向き合っていくことでさじ加減がわかっていくものですね。子どもの個性もそれぞれなので、他人の正解が我が子の正解とも限らない。だからこそいろいろな意見を参考にしつつ、とにかく「やってみる」のが子育てなのかもしれません。そして、それはママもパパも同じなのです!

 永岡さくらさんは、Twitter(@/saaaaaaaaaaaack)で育児漫画を公開しており、育児サイト「マーミー」で4コマを連載中です。またLINEスタンプ「気まぐれ赤さんスタンプ」も販売中。

画像提供:永岡さくら(@/saaaaaaaaaaaack)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた