「より多くの子どもたちに『工作のたのしさ』を伝えたい」 YouTuberになった「ワクワクさん」デビューした理由を聞く
ワクワクさんは今でもワクワクさんでした。
2月19日、久保田雅人さんが演じる「ワクワクさん」が、「ワクワクさんチャンネル」としてYouTuberとしてデビューしました。予想外のデビューにネットが大きく盛り上がりましたが、デビューのきっかけなどが気になっていた人も多いはず。というわけで、ワクワクさん本人に話を聞いてみました。
「ワクワクさん」は、1990年〜2013年までNHK Eテレで放送していた「つくってあそぼ」に出演。幼児向けに、牛乳パックや紙コップ、ストローなどで作るおもちゃの工作を紹介していました。
そんな「つくってあそぼ」放送終了から約6年。新たに始まった「ワクワクさんチャンネル」でも、当時の雰囲気そのままに工作を紹介。親子で一緒に楽しく見られる動画になっています。
「ワクワクさん」は今、どんな思いを胸にYouTubeでの活動を始めたのか。話を聞いてみました。
―― YouTuberを始めたきっかけはどのようなものでしたか。
ワクワクさん:番組終了後も、さまざまな形で「工作のたのしさ」を多くの子どもたちに伝える活動をしてまいりました。そこで、より広く、より多くの子どもたちに「工作のたのしさ」を伝え、広めるためのアイテムとしてYouTubeを使うことにしました。私が考えるよりも子どもたちはさまざまな場でスマホに接しており、本当にYouTubeを見る時間が多くなっています。そんな子どもたちに工作を広める場として、YouTubeを始めることにしました。
―― YouTubeチャンネルをどのような人に見てもらいたいですか。
ワクワクさん:子どもたちはもちろん、その親御さんたちにも見ていただきたいです。そして、お父さん、お母さんたちにとっては子ども時代に見ていた「ワクワクさん」の工作をする姿を懐かしみながら、お子さんと一緒に工作を楽しんでいただきたいです。
―― YouTuberをやってみて感じたテレビとの違いはありますか。
ワクワクさん:「工作の楽しさ」を伝えることに、テレビとの違いは特に感じておりません。
―― 動画編集はワクワクさん自身がしているのでしょうか。
ワクワクさん:編集などは、スタッフとどうしたら楽しく「作り方」「遊び方」が伝わるか話し合いながら作成しています。
―― 「つくってあそぼ」終了からYouTubeチャンネル設立までは主にどのような活動をしていましたか。
ワクワクさん:番組終了後から現在進行形で「工作の伝道師」として全国を回り、「工作ショウ」や「親子工作教室」を行っております。また、保育士さんや学生さんに向けて「工作のたのしさ」の講演会も行っております。
―― ワクワクさんが最近ワクワクしたことは何かありますか。
ワクワクさん:最も「ワクワク」したのは、何と言ってもYouTubeを始めたことです。そして、また、とっても多くの方にご覧いただいていることに感謝の念と、これからももっと「工作のたのしさ」をお見せしたいと「ワクワク」しております。乞うご期待!
現在子育て中の人たちでも、幼少期に「ワクワクさん」を見ていた人は多いはず。親子2代に渡って、「ワクワク」させてもらえそうです。3月2日に公開された最新の動画では、紙コップを使ったちゃんばらゲームの工作をしています。
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