少女は“エサ”のはずだった……人を殺すために生まれた化物が不死身の少女に出会って愛情を知る漫画に涙腺崩壊(1/2 ページ)
無声映画のような世界観に引き込まれます。
化物と少女の物語「ニクノテガミ」が、語彙力を失うほど感動すると話題です。捕食する側と捕食される側、本来仲良くなってはいけない2人が迎える結末に、涙が止まりません。
人を殺すことで観客を楽しませている化物がいました。化物はオーナーから生きた人間を“エサ”として与えられながら、檻につながれて生きている、いわば奴隷でした。この日与えられた“エサ”は、ニコニコと笑ういたいけな少女。しかし化物は容赦なく武器を振り落とし、捕食します。ところがこの少女、あっという間に生き返ったのです。何度殺しても生き返り、そのたびにニコニコと笑って見せるのでした。
少女は何かを話しかけますが、化物は耳をつぶされて何も聞こえません。そこで紙とペンで言葉を教え始めました。「アナタ」「ワタシ」のような単語と簡単な文章を教え、意思の疎通ができるように。もちろん化物の“エサ”としての役割は変わりありません。それでも二人の関係は確実に変化し、化物自身にも変化が。観客の前で人を殺すことをやめてしまったのです。
その日、少女は床に落ちていた花のことを教えるように、壁に自らの血を使って「キレイ」「ハナ」と書いて檻から出ていきました。化物はそこに「サヨナラ」と書かれていることに気付きます。荷馬車にいる少女と新たな“エサ”の存在、それが「サヨナラ」の意味を教えてくれました。化物は鎖を引きちぎり、昼も夜も問わず体がボロボロになっても少女を追いかけるのでした。
ついに見つけた荷馬車に駆け寄ると、いつもニコニコしていた少女が涙を流して手を伸ばしてきます。しかしその横からは化物に向かって拳銃が一直線に伸びています。なんとか少女に紙を渡すと、化物はその場に倒れるのでした。化物は少女にどうしても「ハナ ヨリ キレイ アナタ」と伝えたかったのでした。それは人を殺すことしかできなかった化物からの、せいいっぱいの愛の告白だったのではないでしょうか。
人間のことを殺して食べる対象としてしか思ってなかったのに、死なない少女と触れ合うことで、誰かを大切に思う心を手に入れることができた化物。悲しい結末ではありますが、思い残すことのない最期を迎えることができたことは、彼にとっては幸せだったのかもしれません。
この作品には「グッときた」「いい話」「泣いた」など、多くの感動を呼んでいます。また、この死なない少女は漫画の作者TNSK(@tnsk)さんのオリジナルキャラクター「高木さん」ということもあり、今までの作風とのあまりの違いに「高木さんに泣かされるなんて」などのリプライも寄せられています。
作者のTNSK(@tnsk)さんは現在good!アフタヌーンで「うちの師匠はしっぽがない」を連載中。サイコミで連載していた「あいどるスマッシュ!」の単行本(全6巻)も販売されています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
-
「博物館行きでもおかしくない」 ハードオフ店舗に入荷した“33万円商品”に思わず仰天 「これは凄い!!」
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
-
「マジかーーー!」 新札の番号が「000001」だった…… レア千円を入手した人が幸運すぎると話題 「555555」の人も現る「御利益ありそう」「これは相当幸運」
-
浅田真央、男性と“デート” 驚きの場所に「気づいた人いるかな?」
-
身内にも頼れず苦労ばかりの“金髪ギャルカップル”→10年後…… まさかまさかの“現在”に「素敵」「美男美女でみとれた」
-
海岸で大量に拾った“石ころ”→磨いたら…… 目を疑う大変貌に「すごい発見!」「石って本当にすてき」【カナダ】
-
トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
-
生後1カ月の保護子猫、後頭部を見るとあのアルファベットが……→9カ月の現在にびっくり 「プレミアム猫」「本当にPですね」
-
辻希美、17歳長女・希空に「ダサすぎるって」とツッコんだ格好
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」