マリオの屍を超えてゆけッ 自分の死体を踏み台にゴールを目指すアクションゲームが面白くも考えさせられる

「マリオが常に大量の死を含んでいるゲームであることを可視化してみせている」。

» 2019年03月07日 18時59分 公開
[ねとらぼ]

 自分の死体を踏み台にゴールを目指すマリオ風ブラウザゲーム「Mamma Mia」が注目を集めています。


mammamia


 日本で話題になったきっかけは、YouTubeチャンネル「なんてことなの。」で海外インディーゲーム実況を配信しているソーシキ博士(@soshikihakase)さんのツイート。マリオに似た主人公が、自分の死体で埋め尽くされたトゲ床を渡っていく様子が紹介されています。

 ゲームのルールは単純で、要所にチェックポイントが設けられたステージをゴール目指してひたすら進んでいきます。ただしステージギミックは超凶悪。先の見えないトゲ床や、塔のようにそびえるキラー大砲(?)の弾幕など、マリオ並みの身体能力をもってしても超えられない難所ばかりが続きます。


mammamia 一見すると渡れなさそうなトゲですが……

mammamia 死体を足場に渡っていきます

 そこで活用するのが「自分の死体」。このゲームでは、主人公が死んだ場所に死体が残り続け、足場や壁にすることでムリヤリ先に進むことができるのです。とんでもチート能力だ!

 死体は物理演算によってコロコロと転がっていくので、足場や壁が崩れないように計画性を持って死に場所を決めるのが早期攻略のコツ。Fキーを押すことで、任意の場所に死体を作ることもできます。


mammamia 大砲を防ぐ肉壁にすることも

 大量の屍を越えた先にクリアがあるゲーム性が特徴的に感じられますが、ツイート投稿者のソーシキ博士さんが言及しているように、それは元ネタになったマリオも同じこと。システムの中で消費され、存在感が希薄になってしまっている「マリオの死」という概念を可視化し、そのうえでパズルゲームとして昇華した意欲作です。

 実質無敵なので難易度はそれほど高くなく、10分程度でサクッとクリアできるボリュームです。本作「Mamma Mia」はゲーム開発者CHEESE TEAMがゲームジャムで手がけた処女作。公式サイト内のリンクから PCブラウザで遊べます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」