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» 2019年03月12日 12時00分 公開

「ペイペイ使えます」 30円の釣り堀がある街、【曳舟】に残る“昭和” (1/3)

「名前しか知らないあの街」に自転車で行ってみる。

[中山順司,ねとらぼ]

 曳舟駅ってご存じですか?

 「ひきふね」と読みます。都内在住の方でも「聞いたことない」って言われることの多い駅名ですが、東京都墨田区東向島二丁目にある東武鉄道の駅です。伊勢崎線と亀戸線が乗り入れてまして、亀戸線の起点でもあります。1902年(明治35年)開業なので100年以上の歴史を誇ります。

 曳舟駅はスカイツリーで有名な押上駅の近くで、じつは徒歩圏内。押上はすっかり観光地化したものの、曳舟駅は今も昭和の香りが残る情緒あふれる街のようです。

 「駅名は知っているけど、訪れたことはない」

 そんな街にあえて足を運び、徒然なるままに探索してみる。そんな休日の過ごし方があってもいいと思うのです。旅は道連れ世は情け、全ての街は誰かの地元、きっと愛する人がいる、別れはいろいろあるけれど、会うが別れの始めとは、貴方はなぜなぜ私を捨てた、つらく悲しい街の歌。

 それでは出かけてまいりましょう。


中山順司(なかやま・じゅんじ)

ロードバイクをこよなく愛するオッサンブロガー。“徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。freee株式会社勤務&経営ハッカー編集長。ブログ「サイクルガジェット」運営。

ロードバイクが好きすぎる筆者の過去記事


ロードバイクで来てみました

そもそも曳舟駅ってどこにあるの

 このへんです。


 隅田川と荒川の間にあります。スカイツリーのそばって覚えておけばOK。


二度見せざるを得ないユニークなお店がいっぱい

 駅周辺を15分ほどかけて入念に走り回った結果、「そこらじゅうの店名がとにかくユニーク!」ということに気付きました。


 とうざいなんぼく……? 居酒屋ですよね。


 何屋さんなの? ねぇ! 一体何を扱っているの? なんとなくリサイクルショップっぽいけど、店名から業態が1ミリも予想できない。


 そういわれましても。


 国境の長いトンネルを抜けて……はいませんが、雪国がありました。


 きっとバルセロナの郷土料理が食べられる……のでしょう。


 ジローはまだいいとして、ほかにも「はなや」って喫茶店もあって「紛らわしいっ」って思いました。


 曳舟からアメ横への宣戦布告。


 謎の納豆・豆腐推し。


 「パーマ朝」と「居酒屋きんぎょ」が相まみえる。きんぎょのフォントが味わい深い。


 もうちょっとこう……なんかそれっぽい店名があったような気がしてならないんですが。どんな紆余曲折を経てこの店名になったのか、オーナーさんに聞いてみたい。


曳舟駅近くには銭湯があります


 シャッターに既に富士山が描かれてある。アーティスティックでじつに良い。


 手ぶらでも入浴できて、なんと3点セットでたったの120円! 安すぎる。昭和のころから価格が変わっていないんじゃないか。


 駅西側にある「鳩の街通り商店街」に迷い込んでみたら、現役の公衆電話が。


 公衆電話を目にしたの何年振りだろう? あまりに懐かしいのでボックスの中に意味もなく入ってみた。この狭さが心地よい。

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