オタクがマンガ雑誌の編集部に遊びに行ったレポ漫画
秋田書店の別冊少年チャンピオン編集部を訪れた記録です。
アニメの影響でアウトドアが趣味になったオタク、カエルDXがいろんなところを巡るコーナーです。今回は『別冊少年チャンピオン』がリニューアルしたと聞いて、秋田書店へ凸撃してきました。
取材記録(byねとらぼ編集部)
『別冊少年チャンピオン』がリニューアルすると聞いて、編集部に遊びに行ってきました。同誌は『AIの遺電子 RED QUEEN』 (関連記事)が連載しているなど、ねとらぼになじみのある雑誌です。
【AIの遺電子】シンギュラリティ(技術的特異点)以降の世界を舞台にした近未来SF。作者の山田胡瓜さんは元IT記者。
これまでは『週刊少年チャンピオン』編集部のメンバーが手分けして作っていたものの、ある日、沢取締役に「お前やれ(原文ママ)」と当時『BEASTARS』の担当だった松山さんが編集長に任命され、4人だけの編集部として2018年11月に独立。「2年で結果を出せ」と無茶を言われたそうです。
【沢取締役】『週刊少年チャンピオン』の9代目編集長。『チャンピオンRED』の初代編集長でもあり、『グラップラー刃牙』や『シグルイ』を立ち上げた。花山薫に似ている。
一方、専属編集部ができたことで、週チャン向けに温めていた企画も全投入することに。その結果、下記のような作家陣が集結しました。「読んでもらえたら面白い自信はあります」(保谷副編集長)。
リニューアル号の表紙が燃えているのは“めくってもらう”ことを追求した結果。当初案はオーソドックスな表紙でしたが、「(せっかく何かやるならいっそのこと)真っ白の方が良くないっすか」(編集部最年少の大塚さん)などの意見を経て、現在の形に。こちらは紙版を写真に撮ってみると想像以上に燃えている感がでます。
ちなみに、別チャン編集部は4人全員がマンガのことばかりやってきたため、“雑誌作り”においては苦労が絶えなかったとのこと。「(事務処理面は)トラブルしかなかった。異動当初は知らないことばかりで、数カ月たってもまだ発見があります」(保谷副編集長)。雑誌を創刊するときなどは基本的に事務仕事ができる人材(副編集長経験者)が配置されるものの、異動前に唯一副編集長だった松山さんは『BEASTARS』の大ブレイクで多忙だったため、いざ4人集まったときに本当に誰も事務ができなかったそうです。
そんな別チャン編集部が目指すのは「刺激的な場所」。4人の嗅覚を頼りに新作をどんどん投入していく方針で、枠が埋まっていても“作品が面白ければ追加する”と本誌が分厚くなることも覚悟。実際、新連載『一端の子』は持ち込みから一発で決まったといいます。「作家さんにとってチャンスの多い雑誌であることは間違いありません。持ち込みの電話をいただけたら直接担当します」(松山編集長)。
作り手と読み手が一緒に楽しんでいく――別チャンではこうした信念のもと、現在は仲間を募集しています。退路が絶たれた編集部が全力で作る雑誌の今後に期待です。
別冊少年チャンピオン
作家陣
高橋ヒロシ/きだまさし/渡辺航/FLIPFLOPs/米原秀幸/石丸なお/浜岡賢次/中村ゆきひろ/山口陽史/平沢バレンティーノ/永井豪/石川賢/清水栄一/下口智裕/もりしげ/野呂俊介/山田胡瓜/ルノアール兄弟/高畑悠/大江しんいちろう/里崎智也/峯岸みなみ/掟ポルシェ
NEW
阿部共実/石黒正数/板垣巴留/藤沢とおる/伊臣麿/松尾あき/深山はな/ニャロメロン/山本崇一朗/福地カミオ/此元和津也(敬称略、順不同)
(カエルDX)
関連記事
- オタクが「ゆるキャン△」の影響でソロ冬キャンしたレポ漫画
自分のことを各務原なでしこだと思い込んでキャンプすると楽しいです。 - お酒が飲める「ゆるキャン△」イベントに行って来たレポ漫画
飲酒×アニメイベントの化学反応に震える。 - 「漫画は今、本来届くべきところに届いていない」 『AIの遺電子』作者が語る、2018年に漫画を描くということ(1)
違法な海賊版サイトの存在、漫画家と出版社の役割の変化、問題視される労働環境――気になること全部、聞いてきました。 - 「漫画家はTwitterなんてやっている暇があるなら漫画を描け!」に対する答え――2018年に漫画を描くということ(2)
ネットで漫画が「動く」時代。 - 範馬勇次郎「料理にハチミツをぶちまける」を本当にやったら? 蒙古タンメン中本の“バキラーメン”を完食してみた
「激辛ラーメン×ハチミツ」ってうまいのか……?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
-
「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
-
「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
-
才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
-
【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
-
「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
-
武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
-
大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
-
ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
-
古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
- 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
- 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
- パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
- アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
- 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
- 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
- PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」