石を積むアートが見とれてしまうすごさ 「ロックバランシング」とはなんなのか石積みアーティストに聞いた
理解できないほど絶妙なバランスで積み上げられた石が神秘的です。
石を積んでオブジェを作る「ロックバランシング」を、京都の河原にて作り続けている池西大輔(@IsmDaisuke)さんの作品が思わず見とれてしまうほどのすごさです。
池西さんは、京都市にある高野川と賀茂川の合流地点「鴨川デルタ」(鴨川公園)にて、まるで魔法で時間を止めたかのような、驚きのバランス力で積み重なった石のオブジェを作成。その場に落ちている石を使い、「これどうなってるの!?」と聞きたくなるような絶妙な積み方で作られた“それ”はまさにアート。最上部の1点で立ってる石とか一体どうなってるんだ……。
作品は本人のTwitterやInstagramなどで公開されているほか、池西さんはテレビ番組などさまざまなメディアに出演し、ロックバランシング・アーティストとして注目を集めています。ちなみに本職は整体師で、京都市「高野整体院」の院長さんです。
また池西さんは、ZOZOTOWN・前澤友作さんによる100万円が当たるTwitter企画「月に行くならお年玉」の当選者でもあります。その“お年玉”で「作品集を作りたい」とツイートしていた池西さんに、あまり聞き慣れないロックバランシングというアートについても含め聞いてみました。
――そもそもロックバランシングってどんなものなのでしょうか?
池西さん:接着剤やワイヤ等を使わずにバランスのみで石を積むアートです。
――ロックバランシングの大会とかあるのでしょうか?
池西さん:世界ではあるようですが、日本では聞いたことがないです。
――なぜロックバランシングを始めることになったのでしょうか?
池西さん:休みの日に川沿いを散歩してたのですが、だんだんと飽きてきたんです(笑)。そこで、テレビで見たロックバランシングをやってみようと思いました。もちろん、最初は“魅せる”ような作品は作れませんでしたが、すごく面白くて「これをやり続けたら面白いことが絶対に起きる!」と思いました。そして、やり続けた結果こうして取材を受けたり、テレビに出たり、今まで経験したことのない面白いことを経験をさせていただくようになりました。“継続は力なり”ですね! ただ、まだ“序章”です。私にはやりたいことがたくさんあるので、夢までの“過程”を楽しみながらドンドン行動し続けていきます!
――今まで一番の力作はどんなものですか?
池西さん:私は特に作品を比べたりしないので、一番というのがありません。ただ、お気に入りはいくつかありますよ。
――時間はどのくらいかかりましたか?
池西さん:作成時間はだいたい15〜20分ぐらいです。 使う石を集めてる時間の方が長いかもしれません。もっと言うなら、どんな作品を作ろうかなと頭の中で考えてるところから「ロックバランシング」は始まってます。さきほども述べたように作品が完成するという“結果”よりも、作品が完成するまでの“過程”が楽しいので、時間はあまり気にしていません。
――今までで一番すごいと思った作品はなんでしょうか?
池西さん:アートは比べるものではないと思うので、これも一番と言うのはありませんが、しいて言うならやはりロックバランシングの第一人者といわれてるマイケル・グラブ氏(※)の作品でしょうか。 彼の作品にはいつも刺激を受けています。 彼の作品は重力を無視したまるでCGのようです。
※マイケル・グラブ氏……ロックバランシング・アートを世界的に広めた芸術家/パフォーマー
――前澤さんの企画で100万円当たって写真集を作ると聞きましたが、どんな写真集にしたいですか?
池西さん:確かに私は前澤さんから100万円を頂戴しましたが、これはお金ではなくドキドキ&ワクワクのバトンを受け取ったと思っています。なので、このドキドキ&ワクワクのバトンをいろんな方につなげていくことが前澤さんへの感謝の表し方だと考えてます。私は本職(整体師)があるので、どこまで旅できるかは分かりませんが、日本中を旅して、行く先々で違うカメラマンに写真を撮っていただくつもりです。 例えば、北海道に行ったら北海道在住の(プロアマ問わず)カメラマンに撮って頂き、沖縄に行ったら沖縄在住のカメラマンに撮っていただく。 出来上がった私の作品集にはいろんなカメラマンのいろんな写真が載ってるんです。そして、作品集を手にして頂いた方が、その中に気になったカメラマンがいたらコンタクト取れるようにしておきます。そうすることで、そこからまたドキドキ&ワクワクのバトンをつなげていけると思うんです。
私はいろんな方とこの「ドキドキ&ワクワク」を共有したいので、もしこちらの記事を読んで「おっ、面白そう♪」と思ったら私に連絡を頂けたらうれしいです。
趣味としてロックバランシング始め、続けることで多くの人に驚きと感動を与えるアーティストとなった池西さん。現在の活動を楽しみつつ、まだまだ広がる夢に進む姿は、まさにドキドキとワクワクを見てる人に与えてくれる存在となっています。これからのご活躍もとても楽しみです!
画像提供:池西大輔(@IsmDaisuke)さん
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