「地毛証明書を出す理由を教えてください」 パンテーンが「学生の髪型校則」をテーマにした広告キャンペーン
新聞広告やラジオ番組、Twitterでの意見募集などで「髪型校則」を考えるきっかけを提供します。
P&Gのヘアケアブランド「パンテーン」は3月18日、学生の髪型校則をテーマにした「#この髪どうしてダメですか」キャンペーンを順次展開。学生の個性の尊重について考えるきっかけ作りを新聞広告などを通じて実施します。
同ブランドは、全国の現役中高生、卒業生、先生の男女合計1000人(※)を対象に、2019年2月15日〜2月25日の期間で「髪型校則へのホンネ調査」をインターネット上で実施しました。
※調査対象者サンプル数:現役中高生(12歳〜18歳男女)が400人、元中高生(20歳〜69歳男女/高卒以上)が200人、現役中高教師(23歳〜69歳男女)が400人
その結果、現役中高生・卒業生のうち、13人に1人が学校から「地毛の黒染めを促された経験」があると回答。また一方で現役中高教師への質問では、全体の70%が「勤務している学校の髪型校則に疑問を感じたことがある」と答え、また別の質問では87%が「髪型校則をアップデートすべき」、93%が「学校校則をアップデートすべき」と回答。学生だけでなく、多くの先生も髪型校則に対して疑問を感じており、校則も変わっていくべきと考えていることが伺える結果となっています。
そして「自由な髪型が許されても良い」と思う学生は69%に上るものの、91%は「髪型校則がある理由を先生に聞いたことがない」と回答しており、これらの結果から、学生と先生ともに髪型校則に対して疑問や課題を持ちつつも、双方で対話をする場がないのでは? と現在の状況を推測。髪型校則は社会全体で考えていかなくてはならないテーマだとして、今回のキャンペーンをスタートさせています。
キャンペーン開始日には、上記の調査結果をもとに作られた「質問広告」を朝日新聞15段にて掲出。学生からの質問の一例として、
- 「地毛証明書を出す理由を教えてください。」
- 「水泳で髪が茶色くなった子も、黒く染めなきゃいけないんですか?」
- 「学生らしい髪型って具体的にどういった髪型ですか?」
- 「どうして髪が肩についたら結ばないといけないの?」
などを載せることで、日本の髪型校則について、社会全体で考えるきっかけを提供します。
また3月27日には「学生、先生、視聴者、特別ゲストの“髪型校則へのホンネ”で作るラジオ番組」を、TOKYO FMの「SCHOOL OF LOCK!」にて展開。ほかにもTwitterではハッシュタグ「#この髪どうしてダメですか」で、髪型校則についての学生・先生の本音を募集しています。
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学校側は暑い日が続けば変更を検討するとしています。
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