吉本芸人がエアコンクリーニング会社を創業!? 「ラフ・コントロール」重岡が“社長芸人”になった理由

“エアコンを長持ちさせる方法”も聞いてみました!

» 2019年03月21日 13時00分 公開
[Kikkaねとらぼ]

 吉本興業所属の芸人が3月1日にエアコン専門のクリーニング会社「世田谷クリーン」を立ち上げ、「2足のわらじで頑張って欲しい ……!!」「ピッカピカにしてくれそう」と話題になっています。社長のラフ・コントロールの重岡謙作さんを取材しました。


ブラクラ AA 「世田谷クリーン」を立ち上げたラフ・コントロールの重岡謙作さん

 2000年4月に重岡謙作さんと森木俊介さんで結成されたラフ・コントロールは、「ルミネtheよしもと」などの劇場出演や「水曜日のダウンタウン」(TBSP系列)の前説などで活躍するコンビ。元暴力団構成員という異色の経歴を持つ重岡さんを天然ボケな森木さんがつっこむスタイルで人気を博しています。


ブラクラ AA 重岡謙作さん(左)と森木俊介さん(右)

突然のエアコンクリーニング会社設立宣言

 「突然ですが3月に会社を立ち上げることが決まりました」――重岡さんが突然の会社設立宣言を行ったのは2月20日のこと。ツイートから間もなく、「出張範囲はどこまでですか」「料金はいくらからですか」といった問い合わせのコメントが寄せられたほか、1100件以上の“いいね”が集まり、重岡さんという芸人が「社長として歩みだすこと」に注目が集まっています。

 ねとらぼ編集部では重岡さん本人に取材し、なぜエアコンクリーニングに特化した会社を立ち上げたのかを聞いてみました。

――ご創業おめでとうございます! 芸人さんがエアコンメンテナンスの会社を始めるというのは珍しい気がするのですが、何かきっかけがあったのでしょうか。

重岡相方の森木の弟が八王子で「フォースクリーン」というエアコンクリーニングの会社をやっていて、そこで人が足りないときにお手伝いで作業をしていたのですが、やっているうちに他の業者の人に教えられるぐらいの技術が身についたので、「自分で会社をやってみよう」と思い、起業しました。


ブラクラ AA ブラクラ AA 作業する重岡さん

――エアコン整備に関する技術はどうやって身につけられましたか。

重岡相方の弟の会社で7〜8年ほどやっていたので、色んなエアコンを分解しているうちに自然と技術が身につき、分解出来ないエアコンはないようになってきました。

――これまでに担当したエアコンの整備台数はどれぐらいでしょうか。

重岡数えていませんが3000台は優に超えていると思います。

――今このタイミングで起業されたというのは、どういう思いからですか。

重岡芸人として売れてないのでお笑いの仕事は少ないですし、42歳でバイトをしていても……という考えと、副業ではなく、芸人もエアコンクリーニングも両方本業にしても成立する時代になったと思ったからです。


ブラクラ AA

――相方である森木さんも“スーパーアルバイト”として「世田谷クリーン」に関わられるとのことですが、他にも芸人さんなどを雇う予定などはありますか。

重岡はい。急な仕事や年齢などで芸人はバイトをやりにくいので、スケジュールやお金の面でも芸人にとっても都合の良い会社にして、お互いに助け合っていける会社にしたいです。


ブラクラ AA 運が良ければラフ・コントロールが2人でエアコンクリーニングをしてくれるかもしれません

――エアコンのクリーニング・メンテナンスの料金っておいくらぐらいなのでしょうか。

重岡環境によって多少変わってきますが、家庭用の壁掛けエアコンのクリーニングの場合は、普通の壁掛けエアコン1万2000円、お掃除機能付きエアコン1万8000円、業務用天井埋め込み型エアコン2万5000円、室外機5000円、換気扇(大)5000円、換気扇(小)3000円(各税別)が大体の料金です。「2台目からは割引き」など台数によって割引き料金でやらせていただいたり、料金についてはご相談に乗らせていただきます。

――現時点ですでに問い合わせなどは来ていますか。

重岡はい。ありがたいことに、まだ準備前ですが15件ほどクリーニングの依頼をいただいています。

――最後にご家庭でできる“エアコンを長持ちさせる方法”などがあればぜひ教えてください。

重岡夏場はエアコンを止める前に送風モードで運転することで少しでもカビを防げますし、定期的にフィルター清掃をしてエアコンに負担をかけない様にする方法も有効です。1年に1回程度クリーニングすればキレイに長く使えると思います。


 3月15日には営業で使用する第1号車も納品されたとのことで、本格的な営業も間もなくスタートする「世田谷クリーン」。笑いで人の心を磨き、技術でエアコンを整備する重岡さんのこれからを応援したいですね。

(Kikka)

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