ニュース
» 2019年03月27日 18時36分 公開

小僧寿し、債務超過に転落して上場廃止の猶与期間入り

立て直せるか。

[ねとらぼ]

 持ち帰りすしチェーンを展開する小僧寿しは3月27日、2018年12月期決算で債務超過に転落したため、東京証券取引所が同社を上場廃止猶与期間入り銘柄に指定したと発表しました。猶与期間は今年末までですが、増資などで速やかに債務超過を解消したいとしています。

photo 小僧寿しのWebサイトより

 以前は全国で2000店舗以上を展開したこともある小僧寿しですが、回転すしなどに押されて経営は低迷。最近は同業の「茶月」を買収したほか、から揚げ店の併設といった新機軸を打ち出して立て直しを図っています。

 ですが、から揚げ店の展開が18年9月以降だったため同年中の業績貢献が限定的だった上、デリバリー事業で出店候補となる物件取得が計画通りに進まないなどのつまずきもあり、18年12月期決算では16億7800万円の最終赤字を計上。その結果、10億5700万円の債務超過に陥りました。

 債務超過は、会社の資産を負債が上回っている状態のこと。店舗など、資産を全部売り払っても負債を解消しきれないということになります。個人で言うところの借金で首が回らない状態のようなものですから、東京証券取引所は、こうした企業は不適格だとして、1年以内に債務超過を解消できなければ上場廃止にするという基準を設けています。

 上場廃止期間の猶与入りに先立ち、ファンドに対する新株予約権の割当契約による資金調達を発表。「小僧寿し」「茶月」のリブランドや、デリバリー店舗の新規出店、コスト削減を進めて収益構造を抜本的に改革するなどし、債務超過を早期に改善するとしています。

photo 上場廃止猶与期間入りを発表するIR資料

 小僧寿しは東証JASDAQ上場。時価総額(27日終値ベース)は19億2800万円と、1年前と比べ3分の1近くに落ち込んでいます。

photo 株価の推移=Yahoo!ファイナンスより

 不振にあえぐ小僧寿しは、15年には「経理・決算業務のために必要かつ十分な専門知識を有した社内の人材が不足している」というIR(投資家向け情報開示)を公表し、投資家を驚かせています。一時はラーメン店事業に進出して「麺や小僧」を出店しましたが、うまくいかずに撤退するなど、迷走も目立ちます。今年1月には株主優待制度の廃止を発表して話題になっていました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 自分のことを“柴犬”だと思っている猫ちゃん!? 犬猫4きょうだいの息ピッタリな「いただきます」がお見事
  3. 圧倒的疾走感ッ! 深田恭子、ドローン撮影のサーフィン動画が「うわぉ カッコいい!」「水を得た魚のよう」と反響
  4. セーラームーンを自分の絵柄で描く「sailormoonredraw」チャレンジ 漫画家やイラストレーターの美麗なイラストが集まる
  5. 印刷した紙がプリンタから次々消失 → 原因を突き止めた動画に爆笑 「紙隠し」「ピタゴラスイッチだ」
  6. 「イチャイチャ感半端ない」 ヒロミ、妻・松本伊代をヘアカットする動画が130万回再生超えの大反響
  7. 「パワポで作った」 離れると意味が分かる岐阜新聞の「Stay Home」広告が話題、制作したのはデザイン経験のない営業社員
  8. 仕事のLINEに「洗濯たたみましたほめてほめて!」 応募総数8000件の「LINE誤爆」最優秀作品が決定
  9. 「私も撮りたい、貸して!」と言われて娘にカメラを渡したら―― 26万いいねを集めた衝撃写真を御覧ください
  10. 「レターパックプラスがボロボロの状態で郵便受けに入ってた」 受領印必須のサービス、明らかな過失でも補償なし? 日本郵便に聞いた