「全日本が泣いた」「ステキすぎる」 電車に大泣きする赤ん坊 母親への優しさあふれる対応に称賛の声

自分だったらこんな風にできただろうか。

» 2019年04月06日 09時00分 公開
[k村ねとらぼ]

 「我が母ながら凄いなと思った話」というタイトルでTwitterに投稿された漫画が、日本中で涙を呼んでいます。作者の母親が、電車で子連れの女性に優しく対応したエピソードを描いたもので、多くの「いいね」を集めています。



 作者のまみ(@aimika_mama)さんのお母さまがある日、電車に乗ったときのこと。1歳くらいの男の子の泣き声が車内に響き渡っていたそうです。多くの人が、こんなシチュエーションに遭遇したことがあるのではないでしょうか。


ALT 泣き叫ぶ男の子を抱っこするママ、とっても不安そう

 満員電車ではないものの、座れないほどには混雑している電車の中。泣き叫ぶ男の子をなんとかあやそうとするものの、泣き止まないため男の子のママは「どうしよう……」と不安げな表情を見せています。そんな2人を見て、どうしても放っておくことができなくなったまみさんのお母さま。乗客の間を通り抜けてその親子の前へと移動し、「あらあら 眠いのかなぁ」と声をかけます。


ALT 車内をわざわざ移動し、親子の前へ

 なおも泣き続ける男の子。ほっぺたが赤いことに気が付いたまみさんのお母さまは、「電車の中 暑いかもねー」「上着ぬがせてもいいかも」と優しく声をかけていきます。パニックになっていたのか、そこで初めて電車内の暑さに気が付く男の子のママ。まみさんのお母さまは、引き続き優しく「混んでるからどうしてもね」「(上着をぬがせるの)手伝いますよ」とママをサポートしていきます。


ALT 優しく背中をトントンすると……

 そして男の子の背中をさりげなくトントンすると、無事「すやぁ……」と眠りにつきました。申し訳なさそうにするママに、まみさんのお母さまは「うちも孫がいるからよくわかるの」「どうにもならない時もあるわよね」「大変だろうけど、がんばってね」と、子育ての大先輩としてあたたかく共感とはげましの声をかけます。優しい言葉に、「ありがとうございますっ……」とお礼を伝えながら思わず涙をこぼしてしまう男の子のママ。


ALT 男の子はやっぱり眠かったんだね やっとほっとする男の子のママ

 まみさんの投稿によると、「車内の空気は泣き声うるさいなぁって言うより、何も手助けできないもどかしさとか罪悪感って感じだったそうな」とのことで、男の子のママを責めるような雰囲気ではなかったものの、きっとそのママは「早くなんとかしなければ」とパニックになっていたことでしょう。たった1人で張り詰めていた気持ちが、まみさんのお母さまの言葉でふっと緩んだのではないでしょうか。そんな男の子のママに、まみさんのお母さまは「お母さん大丈夫、大丈夫だからね」と思いやりのある言葉をかけ続けます。


ALT これは泣いちゃう

 男の子のママを助けてあげた理由について、自分の娘や母親がいつどこで助けてもらっているか分からないから、「若いお母さんやお年寄りには特に、私は私のできることはしてあげたいって思うのよ」と語る、まみさんのお母さま。




ALT 「私は私のできることをしてあげたい」

 「自分に孫ができて初めて気付けるようになった事もあるし、やっぱり気にして見ちゃうのよね」「だから私は、(孫の)むっちゃん、めーちゃん、そしてまみに感謝してんだよ。おかげで視野がすごく広がったもん」と続けます。娘や孫の存在のおかげで、困っている人に気付けるようになったと感謝するなんて、素晴らしすぎる考え方……!


ALT 「視野が広がったのは孫たちのおかげ」と感謝をするお母さま 

 まみさんの投稿には、「男の子のママの焦りとうれしさが分かって、泣けてくる」「こんな風に声をかけてもらえたらどんなに心強いことか」「他人に声をかけるってハードルが高いけど、私もお母さまのようになりたいです」などの称賛が集まっています。

 筆者も子育て中なので痛いほど理解できますが、「子どもを泣きやませよう、落ち着かせよう」と思ってどんなに努力してもどうにもならず、親のパニックが子どもに伝わって余計に泣き叫んでしまうことばかりです。そんなとき、まみさんのお母さまのようにお1人でも「大丈夫ですよ」とサポートしてくれる人がいれば、とても心強く「これからも子育てをがんばろう」と思えるもの。“子育て世代への風当たりが強い”と感じる話も多い日本。「困った人に、私がしてあげられることをする」という考え方と、行動に移す大切さが伝わる漫画でした。

画像提供:@aimika_mamaさん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/17/news023.jpg 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  2. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  3. /nl/articles/2404/17/news136.jpg もう別人じゃん! miwa、大胆イメチェンで面影ゼロに「まさかのこんな色になってるとは」「だれー!?」
  4. /nl/articles/2404/17/news111.jpg 「ぶち抜きたいです」 辻希美、懇願拒否された13歳長男が“荒くれ反抗”……息子の室内破壊に嫌悪あらわ「言葉が出ない」
  5. /nl/articles/2404/16/news185.jpg 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  6. /nl/articles/2404/17/news029.jpg 「キュウリが冷凍できるとは76年も生きて来て知らんかったなあ」 野菜ソムリエプロが教える冷凍&活用アイデアが328万再生
  7. /nl/articles/2404/17/news117.jpg 「虎に翼」、壮絶過去演じた16歳俳優に注目の声「違国日記の子か!」 「ブラッシュアップライフ」にも出演
  8. /nl/articles/2404/17/news025.jpg 築36年物件の暗くてボロいトイレをリメイク→ぐーんと垢抜け! 驚きのビフォアフに「すごいですね!」「天才」の声
  9. /nl/articles/2404/15/news081.jpg 【今日の計算】「13+8×2−11」を計算せよ
  10. /nl/articles/2211/26/news054.jpg 辻希美&杉浦太陽、15歳迎えた長女のレアな“顔出しショット”でお祝い 最近は「恋バナ」で盛り上がることも
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」