レビュー
» 2019年04月08日 11時55分 公開

月9「ラジエーションハウス」への期待と不安。100点満点の窪田正孝起用、ツンデレ未知数の本田翼

「JR SKI SKI」CMの歴代最高カップリングが月9にやってくる!

[寺西ジャジューカ, イラスト:まつもとりえこ,ねとらぼ]

 本日4月8日21時から、ドラマ「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」(フジテレビ系)がスタートする。

ラジエーションハウス 「グランドジャンプ」連載中。原作者が窪田正孝に当て書きして作ったキャラなのでは?『ラジエーションハウス』(ヤングジャンプコミックス)1巻/集英社

 このドラマは、「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名漫画が原作だ。病の原因を探り、レントゲンやCTで病変を写し出す放射線技師と、画像を読影し病気を診断する放射線科医が身を置くのは、放射線科「ラジエーションハウス」。ここで働き、患者の病、ケガの根源を見つけ出す“縁の下のヒーロー”たちの闘いを描くのが、今作のストーリーである。

 主演は窪田正孝で、ヒロインは本田翼。この並びには既視感がある。「JR SKI SKI」のCMで筆者が最もキュンキュンしたのは、2人が起用された2013年だった。窪田&本田は歴代最高のカップリング!

 でも、今回はたぶん恋愛に発展しない(今更だが、月9は既に“ラブストーリー枠”ではない)。窪田が演じる診療放射線技師・五十嵐唯織は本田演じる放射線科医・甘春杏に想いを寄せており、杏も五十嵐が気になっている。だが、原作では2人は恋愛に発展していないのだ。

映像化する前から窪田正孝だと思ってた

 まず、配役に関して。窪田の起用は、はっきり言って100点満点だ。というか、ドラマ化される前から窪田正孝か綾野剛を五十嵐にダブらせて読んでいた。髪形は綾野のほうが近いが、五十嵐は28歳なので窪田のほうが適任だと思う。食事は二の次、ゼリー飲料程度で済ませてしまうガリガリなイメージも、やはり窪田が合っている。それだけではない。五十嵐は小学3年のときに両親が離婚しており、以前の名字は窪田だった。こうなると「原作者の横森智裕が窪田正孝に当て書きして作ったキャラなのでは?」と、勘繰りさえ入れたくなってくる。

 難しいのは、杏役を務める本田だ。杏は、素直になれないツンデレタイプ。読者をイライラさせることも少なくなかった。杏のキャラクターと本田の芝居のベクトル、残念ながら合っているとはあまり思えない。2月まで放送されていた深夜ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」(TBS系)での本田はムチャクチャ良かった。彼女が本領を発揮するのは、あの手のサバサバ女子を演じるときでは? という気がしている。本田翼を敬遠しているわけじゃない。大好きだ。だから、是非とも不安を裏切ってほしい。

 ちなみに、今作の監督・鈴木雅之は「HERO」シリーズを手掛け、「王様のレストラン」や「29歳のクリスマス」では演出を務めていたやり手である。さらに、映画「マスカレード・ホテル」を大ヒットに導いた立役者だ。フジテレビは、明らかに今回の月9に力を入れている

ラジエーションハウス 一筋縄ではいかない人間関係をイラストにしてみた、濃いです。フジテレビは明らかに今回の月9に力を入れている イラスト/まつもとりえこ

地味になるか、感動を再現できるか?

 医者や看護師にスポットを当てるドラマは、よくある。そう考えると、放射線技師が主役のドラマというのもマニアックだ。映像化した結果、もしかしたらとてつもなく地味なドラマになる可能性も考えられる。でも、原作、すごく面白いのだ。本当に丁寧に作ってほしい作品。中でも一際注目は、乳がんの母と骨肉腫の子どもの母子家庭のエピソード。問答無用で泣けるし、これをテレビで放送することは社会的意義さえあると思う。

 現在、原作『ラジエーションハウス』はコミックス7巻まで発売されている。そして、1つのエピソードに費やす時間はかなり長い。「1クールもつほど話は進んでいないのでは?」という懸念を抱かないでもない。でも、変に水増ししてほしくない。絶対に密度の濃いまま3カ月を駆け抜けてほしい

 「ラジエーションハウス」は重すぎず、明るく、それでいて感動作である。これをドラマで再現するのはなかなかなハードルの高さだ。意欲作だと思う。期待と不安を携えながら、今夜放送の第1話を待ちたい。

ラジエーションハウス 主演は窪田正孝、ヒロインは本田翼。2013年のCM「JR SKI SKI」歴代最高のカップリング、夢のカムバック。イラスト/まつもとりえこ

寺西ジャジューカ

ライター Facebook

まつもとりえこ

イラスト&ライター Twitter

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2201/27/news104.jpg 坂上忍、11歳“長男”・佐藤ツトムの旅立ちに涙 介護の日々経ての別れに「本当にありがとうございました」
  2. /nl/articles/2201/27/news011.jpg 【漫画】「なんで腹立たないの?」 マナーが悪い人へのイライラが消える考え方に「おかげでスッとした」「見習いたい」の声
  3. /nl/articles/2201/26/news015.jpg 保護猫と先住猫が初対面した夜、おもわぬ行動に涙…… 「先住猫の優しさがすごい」「一生懸命な姿がたまらない」と反響
  4. /nl/articles/2201/25/news179.jpg 氷川きよし、休養発表後インスタ初更新 過熱報道に苦言「精神的に追い詰められています」「私も一人の人間」
  5. /nl/articles/2111/02/news016.jpg “重みのある一言”に「ゾクッとした」 登山中に「あなた危ないわよ」と注意された体験談漫画に反響集まる
  6. /nl/articles/2201/27/news192.jpg ちっちゃすぎるのかでっかすぎるのか 大相撲・高安関と11カ月娘のスニーカー比較写真が「ガリバー旅行記」と反響
  7. /nl/articles/2201/26/news085.jpg 一見すると笑顔の女性、よくみると…… いじめ・自殺防止を訴えるポスターのメッセージが心に刺さると話題
  8. /nl/articles/2112/10/news026.jpg 意地悪な継母との暮らしもムキムキだから大丈夫! 漫画“全て筋肉で解決するシンデレラ”が起承転結筋肉しかない
  9. /nl/articles/2201/26/news156.jpg 架空のアイドルグループ、不祥事だらけの解散理由が話題に 「運営との面識無く勝手に加入」の強者メンバーも
  10. /nl/articles/2201/27/news129.jpg 「電脳コイル」放送で縦横比のミス、BSフジが謝罪 1話から10話を再度放送へ

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「どん兵衛」新CMに星野源が復活も衝撃の新展開 “どんぎつね”吉岡里帆の正体明かされ「完全なホラー案件」「狂気を感じる」
  2. ハラミちゃん、“公称145センチ”も本当の身長にゴチメンバー驚き 「デカイっていわれるのが嫌になっちゃって……」
  3. 西川史子、退院を報告 「生きていて良かったと思っていない」と告白も、力強い現在の心境明かす「私は医師です」
  4. 「もうアヒル口」「美人確定ですね!」 板野友美、生後2カ月娘の“顔出しショット”にみんなメロメロ
  5. 「気ぃ狂いそう」 木下優樹菜、生配信中止で“涙のおわび動画” やらかしたスタッフに「生きてたらミスぐらいする」
  6. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  7. 「こんな普通に現れるの?!」「バレそうで心配」 倖田來未、駅のホームに“普通に並ぶ”姿にファン驚き
  8. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」「どストレートに餅で笑った」と称賛集まる
  9. 第1子妊娠のすみれ、母・松原千明と2年ぶりに涙の再会 「やっとママに会えました」と感動的な親子ショット公開
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」