トレンド入り「刀の延長線上に人間がいる」―― 刀剣乱舞ユーザーは何に動揺したのか?

その時審神者に戦慄と期待が走った。

» 2019年04月19日 22時00分 公開
[ねとらぼ]

 「刀の延長線上に人間がいる」――ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」に関連した謎めいたフレーズが、Twitterのトレンドに入るほどの反響になっています。審神者(プレイヤー)は一体何に動揺したのでしょうか。

 大きな話題になったのは、刀剣乱舞の公式Twitter「刀剣乱舞-ONLINE-【運営】」(@TOUKEN_STAFF)が4月17日に投稿した、4月下旬に実装予定の新イベント「特命調査 文久土佐藩」お知らせ動画です。

刀の延長線上 新イベントの告知が審神者たちに衝撃を与えました(以下、画像はTwitterより)

 土佐(坂本龍馬)に縁の深い刀剣男士・陸奥守吉行が「よお覚えちゅう。いっそ悲しいくらいや」と振り返るような発言で幕を開ける動画。波乱を呼んだのはそのあと。シルエットだけが明かされた新キャラクター2人がいわくありげな会話をしています。そのうちの1人が「だからそう、ちょっとした延長線上だ」「刀の延長線上に人間がいる」と発言したことで、あやしさはMAXに……。

刀の延長線上 謎のシルエットの新キャラクターが「だからそう、ちょっとした延長線上だ」
刀の延長線上 「刀の延長線上に人間がいる」とはいったい……!?

 Twitterの動画は4月19日現在で81万回再生されており、6万8000回超リツイートされています。審神者たちが「刀の延長線上」というワードに反応し、感想や考察を呟いたことで、一時Twitterトレンドに「刀の延長線上」が入る事態となりました。

 審神者はなぜ「刀の延長線上」に反応したのか。これまで刀剣乱舞のゲーム内イベントは、大阪城の地下に潜ったり、「玉」を集めたりとするものが多く、強いストーリー性のあるイベントは頻繁には行われていなかったとのこと。ところが、2018年10月に始まったイベント「特命調査 聚楽第」は、新たな情報が続々と明かされるようなものだったといいます。現役プレイヤーAさんに聞くと、「刀の延長線上」の衝撃について以下のように語ってくれました。

 「前回の特命調査では、これまでふわっとしていた世界観や背景設定に踏み込むようなせりふ・単語がいくつも出てきました。ストーリーというほどちゃんとしているわけではないのですが、2015年のサービス開始から初めて『監査官』という役職が存在していることが判明。さらに本丸に所属していない、政府所属の刀剣男士がいると暗示されたようなものだったのも個人的にはすごく収穫でした。

 審神者がどのように組織に組み込まれているのか、プレイヤーの妄想が刺激されていたところにやってきた新特命調査。今回の『刀の延長線上』も、設定に踏み込むのではないか? という期待で盛り上がっているのだと思います」(審神者Aさん)

 「刀の延長線上に人間がいる」とは、どういった意味なのか? Aさんは「あくまでも推測や妄想ですが……」と前置きしたうえで、このように話します。

 「3つほど考えました。(1)刀は人が作ったものですから、つまり刀の語る物語(物が語る故、物語)の行きつく先は人の歴史ということを指しているんじゃないか。(2)刀は人の持ち物なので刀を追えばその持ち主である人(過去の偉人、大体改変対象)に行き着くのではないか。動画の最後にさまざまな名前が挙がりますが、そことも関連があるかもしれません。(3)刀剣男士は刀の付喪神であり人型である、その延長線上に人間がいる(ある)のかもしれないと……」(Aさん)

刀の延長線上 動画のラストには、さまざまなワードや人名が並んでいます

 さらに言及したのは、DMMゲームスとゲームを共同開発するニトロプラスの“持ち味”です。

 「ニトロプラスは、直近では設定がえげつないR18ゲーム『みにくいモジカの子』を出すなど、キツさやエグさのある設定やストーリー展開が支持されています。“ニトロ節”がついに刀剣乱舞にも……!? と戦慄半分、期待半分の審神者も多いと思います」(Aさん)

 Aさんによると、ゲームシステム面でも既存キャラクターのパワーアップ(極)やキャラクターダブりの救済措置(乱舞LV)なども実装されているといいます。「他メディア(2.5次元舞台や映画)での展開も楽しいけど、ゲームも進展してほしいと思っていた身としては今はとても楽しいです(笑)。あとはまあ、最推しの極が来たら安らかに死ねますね……」(Aさん)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」