「愛する我が子になぜイライラするのか理解できない」 そんな主張に「そっとしておいて」とつづった漫画に共感集まる
育児に一律の答えはない。
「愛する我が子はかわいいんでしょ? なぜイライラするの? 理解できない!」――ネットで見かけたこんな主張に対し、子を持つ女性が自身の思いをつづった漫画が共感を呼んでいます。
2歳の娘を持つ作者のふるえるとり(@torikaworks)さんは、ネットで「かわいい我が子を育てる喜びが上回ればイライラなんてしない」「子どもを思い通りにしようとするからイライラしてしまう」「イライラするのは母親失格」という発言をネットで見かけます。そんな意見に対し、自身が母親になって分かったことを説明します。
どんなにかわいい我が子でも肉体的に疲れていると余裕がなくなりますし、子どもを安全に健康に育てたいと大切に思うからこそ、子どもが危ないことをしたりご飯を食べなかったりするとイライラしたり、怒ったり不安になったりしてしまいます。だから「イライラしてしまう=悪い」と一括りにできないと思うと語るふるえるとりさん。
またSNSでは育児がしんどい、というお母さんたちの愚痴を見掛けることもあります。ふるえることりさんは、お母さんたちがそうやってイライラや不安を吐き出しているのは、自分と向き合い、誰かと共感しながら育児を頑張っていこうとしているのであり、決して育児をやめたいわけではないのだと言います。
人の考え方も家庭の事情もさまざま。当事者にならなければ分からないことが多いからこそ、否定したり自分の考えを押し付けるのではなく「そういう人もいるのか」とそっとしておいてほしいと結んでいます。
人それぞれ背景が違うので、世界に一つとして同じ子育ては存在しないはず。誰かの子育ての考え方やスタイルを理解できなくても、否定しないで「十人十色だな〜」と思えるようにしたいものです。
漫画を読んだ読者からは「同意しかない」「父親の身だけどすごいわかる」「育児に何が正しくて何が悪いとかはない」などのコメントが寄せられています。
ふるえるとり(@torikaworks)さんは、Twitterで育児漫画やイラストを公開しています。赤ちゃんや動物などを題材にしたLINEスタンプも販売中です。
画像提供:ふるえるとり(@torikaworks)さん
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