折り紙と切り絵のコラボレーション 素晴らしく緻密な立体切り絵が美しい

アール・ヌーヴォーを思わせる有機的なデザインが、折り紙とよく合っています。

» 2019年04月28日 09時00分 公開
[黒田順一郎ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 バラ模様の切り絵を施した折り鶴や七宝つなぎ文様の金魚など、折り紙などに切り絵を施す「立体切り絵」がステキです。優雅なデザインに、細部にこだわった緻密な仕上がりは、まさに職人技……!

 作者の濱直史(@naofumihama)さんは、立体切り絵の講座を開いたり本を出したりしているペーパーアーティスト。濱さんが投稿している作品は、花模様の切り絵の折り鶴、植物模様の切り絵で組み立てられた花、月桂樹の葉の切り絵で折られたキジなど。どれも細やかに作り込まれていて、19世紀ヨーロッパで流行したアール・ヌーヴォーを思わせます。

立体切り絵 「鶴の花束」
立体切り絵 「鶴の花束」のパーツですが、こんなに小さい
立体切り絵 木製に見えますがちゃんと紙製です
立体切り絵 「ベルフラワー」
立体切り絵 曲線が美しいですね
立体切り絵 新作のパーツだそうです
立体切り絵 和風文様・七宝繋ぎは、金魚とよく合いますね
立体切り絵 こんな感じの間接照明はいかが?
立体切り絵 月桂樹の葉を元にデザインしたそうです
バラ模様の鶴

 素材は紙ですが、赤や黄色の紙でつくられたものは石細工のように見えますし、黒で作ったものは鉄細工のよう。「鶴の花束」という作品は、切り絵を施した折り鶴をさらに立体的な紙の花で飾っています。花のパーツの直径は1.5センチほどで、さらにさまざまな色の紙を組みあわせていることも考えると、恐ろしく手の込んだ作業をしていることが分かります。この美しさは、細部へのこだわりがあってこそなのでしょうね。

立体切り絵 濱直史の花模様の立体切り絵(河出書房新社)

 濱さんは著作『花模様の立体切り絵』を販売中で、WebページInstagramTikTokでも作品を見ることができます。ワークショップでは現在生徒を募集しているそうです。

画像提供:濱直史(@naofumihama)さん


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」