平成最後の日、いつもと変わらずダラダラ過ごす夫婦の漫画 「泣かせる」「こんな2人になりたい」の声

世間的に特別な日だろうが、あなたとご飯食べて、あなたと映画観て……。

» 2019年05月02日 16時42分 公開
[ねとらぼ]

 令和へのカウントダウンをするため渋谷スクランブル交差点に集まったり、親戚一同で退位の儀式をテレビ中継で見守ったり――さまざまな過ごし方をした平成最後の日。世間のお祭りムードの中、ある夫婦が平成最後の日をいつも通りマイペースに過ごす姿を描いた漫画が、Twitterで人々の胸をときめかせています。作者はふじひとさん(@delpilot)。

平成最後の日の漫画」(画像提供:@delpilotさん)

 「平成最後の火曜日!」「平成最後のお洗濯日和!」としつこく“平成最後”を繰り返すテレビに「地球最後の日でもあるめえに」と白ける妻。世間の熱気に対し、どこにも出かけず自宅で暇な休日を過ごしているためすっかりひねくれているようです。


 そこで夫からの「じゃあお前だけ今日は地球最後の日だと思って過ごせば?」という提案にすぐさま乗り気に。「そうと決まればファミマだ! おい地球最後の日に何食べたい!?」「ファミチキとフルーツサンドかな」「ツタヤ寄るけどなんか借りてくる?」「ホームアローンの一番古いの」。夫にリクエストを募りながら、ぜいたくなお家デートを満喫するためにウキウキと買い物の支度を始めます。


 「ついでにイオンでお醤油買ってきて」「あ〜い」「お酒飲むべ?」「ストロングゼロちゃんかってくる♪」「よろしく」……やりとりしていくうちに、夫はつい笑い出してしまいます。「結局お前の地球最後の日っていつもと変わらないな〜って」。すると妻は満面の笑みで「ばかだなあ それがいいんじゃないか」と返し、こう続けるのでした。「平成最後の日でも地球最後の日でも あなたとご飯食べて あなたと映画観て あなたと笑っていたいのよ」。


 “平成最後”のように人生で二度と来ない日とわかっていると特別な意味を持たせたくなってしまうもの。それに動じずいつもの調子で2人の時間を満喫しようとする姿に、強い愛を感じる作品です。面と向かって自分の言葉で、どんな日でもあなたと笑っていたい、と言えてしまう仲とかロマンスすぎる……地球最後の日に家で「ホーム・アローン」とか優勝でしょ……。

 Twitterでは漫画に対し「すごく良い(切実)」「泣かせるではないか」と2人の愛の形にときめく声が続出。「地球最期の日に一緒にいたい相手がいたら素敵ですね」「こんな事言いてぇなぁ」「私もこんな2人になりたいしこんな2人でありたい」とあこがれを抱くコメントも寄せられていました。

画像提供:ふじひとさん(@delpilot



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