天海祐希「緊急取調室」仙道敦子の演技が光った3話 「お年寄りからじゃない! 食うに困らない金持ちからよ!!」叫ぶ詐欺師に危うく共感しそうで焦る(1/2 ページ)
カリスマトレーダーが裕福な高齢者を詐欺にハメたのは――仙道敦子怪演。
4月25日に放送された「緊急取調室」(テレビ朝日系)3話は、仙道敦子の演技が光っていた。妬みが滲み出る怪演はある種の共感を呼び、同時に気色が悪かった。
第3話あらすじ“5億稼ぐ女”
仮想通貨取引を意のままに操り、“5億稼ぐ女”と呼ばれるカリスマトレーダー・宝城理沙(筧美和子)が自宅マンションで殺された。死因は頭部をアタッシェケースで強打されたことによる脳挫傷。すぐに、第一発見者の平井かすみ(仙道敦子)が逮捕された。容疑は殺人ではなく詐欺。かすみは理沙に仮想通貨専用の口座を開設させ、裏で自分が売買取引を実行していたのだ。“5億稼ぐ女”の正体は理沙ではなく、かすみだった。
その矢先、理沙が男性高齢者たちを相手に詐欺を働いていたことが判明。「緊急事案対応取調班(通称:キントリ)」の真壁有希子(天海祐希)はかすみの母・よしえが住む老人ホームを訪ねた。よしえが認知症を患っているとわかった有希子は帰ろうとするも、ホームの見学者にアンケートを取っている場面を見てひらめく。調べたところ、理沙が詐欺を持ち掛けていたのは同ホームの見学者だとわかった。そして、200枚ものアンケートが紛失していることも判明。しかし、かすみがアンケートを盗んだ証拠がない。有希子はかすみを揺さぶるため、取調室によしえを連れてきた。しかし、「情に訴えるなんて古臭い。私は昔から母が嫌い。ホームに入れたのは母のためじゃなく自分のため」と、かすみは一笑に付した。
実は、有希子の本当の狙いは一緒に来ていたヘルパーの門倉俊也(永岡佑)だった。理沙を殺した犯人は門倉だと睨んでいたキントリ。売ったアンケートを返してもらおうと理沙の家を訪れ、大金を見て衝動的に理沙を殺したことを門倉は認めた。
かすみに理沙殺害の犯人が逮捕されたことを告げた有希子は、続けて「理沙に詐欺を行わせていたのはあなたですね?」と追い詰める。着けている指輪は結婚指輪に見せかけたスマートリングで、詐欺で奪ったお金の隠し場所はトランクルームと指摘されたかすみは容疑を認め、詐欺容疑で再逮捕された。
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