滑舌の悪い岡山弁で危機一髪! 教習所の実体験漫画に「あるある」の声
焦ってるときに言われたら、「どっち?」ってなっちゃうやつ。
自動車教習所の教官に、滑舌の悪い岡山弁で指示を出されたせいで危険な目に――。そんな経験を岡山県出身の漫画家、相島桃志郎(@AI_momo26)さんが漫画化しました。指示の解釈次第で命が危ない。
路上教習で右折の際に、教官が強く「いけッ!」と指示。相島さんは素直に「行きます!!」とアクセルを踏みます。
ところが、教官は「いけ」と言っておきながら、補助ブレーキを踏んで「“いけん”言うたろうが」と注意します。このセリフを標準語にすると、「“いけない”って言ったでしょう」……滑舌のせいで「いけん(ダメ/いけない)」が「行け」に聞こえただけで意味が逆になるとは、なんというワナ。
後日、相島さんはまた同じ教官の指導で路上教習へ。教習所から出るタイミングを計りかねて教官の判断を仰ぐと、指示は「おえッ!!」……なんだかイヤな予感がしますね。
相島さんが「追います!!」とアクセルを踏むと、教官は「おえ」と言っておきながら即座にブレーキ。「“おえん”言うたろうが」と叱りつけるのでした。このセリフを標準語にすると、「“いけない”って言ったでしょう」……滑舌のせいで「おえん(ダメ/いけない)」が「追え」に聞こえただけで意味が逆になるとは、なんというデジャヴ。「滑舌以外は良い先生だった」と作者は語っていますが、本件が危なっかしくていけん。
相島さんによると、「いけん」や「おえん」は「ん」が抜けたり連呼されたりすると、岡山県民でも正確に聞き取れないそうです。こうした言葉の行き違いは、中国地方ではよくあることのようで、漫画へのリプライには「『はよしねっ!!(早くしなさい)』と言われてドキッとした」「岡山弁は怒っているように聞こえがち」など、似た経験談がみられます。
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