長年連れ添った妻から「どなたですか?」 忘れられても何度も告白するおじいさんの漫画に感動の声

愛情の深さが胸に響きます。

» 2019年05月17日 07時30分 公開
[黒田順一郎ねとらぼ]
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 妻が、ついに自分のことまで分からなくなってしまった――おじいさんがショックを受けながらも、前向きに認知症のおばあさんを支える漫画が、Twitterで大勢の感動を呼んでいます。作者は羊の目。(@odorukodomo8910)さん。

何度だって、やり直せる 何度だって、やり直せる

 長年連れ添った妻に忘れられ、「ええと……どなたですか?」と聞かれてしまったおじいさん。病状から覚悟はしていたものの、面と向かって言われるとつらいものがあり、動揺するおじいさんですが、考えを切り替えます。「そもそも婆さんはあの頃も、ワシの事なんて全然知らなかったじゃないか」

長年連れ添った妻が、自分のことを忘れてしまった 長年連れ添った妻が、自分のことを忘れてしまった
なぁに、大したことじゃあない なぁに、大したことじゃあない
あれから、すべてが始まった あれから、すべてが始まった

 あの頃とは、2人がまだ学生だったときのこと。おじいさんに話しかけられ、「ええと……どなたですか?」と最初は戸惑っていたおばあさん。そのときから2人の関係は始まりました。その全てを忘れてしまったのなら、何度だって繰りかえせばいい。「どなたですか?」と問いかけられるたびに、おじいさんは答えます。初めておばあさんと話したときのように。

 「俺、総一郎といいます。あなたに恋をしました」

あなたに恋をしました あなたに恋をしました

 介護の経験者なら特に身にしみているであろう大変な状況にあって、こんなにポジティブに行動できるのだからおじいさんはとても強い人なのでしょう。その強さを支えている妻への愛情や過ごしてきた年月に思いをはせると、胸が熱くなりませんか? Twitterでは「尊い」「切なくてあったかい」「こんなすてきな人と伴に過ごせるのは幸せですね」と感動の声が寄せられています。

 作者である羊の目。(@odorukodomo8910)さんは、『スキありオムライス』という本を2018年末に出版しました。恋愛がテーマの4コマ漫画を収録しており、温かい内容だと評判になっています。

画像提供:羊の目。(@odorukodomo8910)さん


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